建設産業界の日刊全国紙「建設通信新聞」

このブログの記事も、建設通信新聞が基本となっています。日本有数の建設専門クオリティーペーパーです。ぜひニュースサイトを訪ねてみて下さい。

まったく新しい建設情報サイト 「建設通信新聞Digital」

これまでの常識を覆す。建設関連情報統合サイトです。ニュースの全量配信、電子版、行政資料キャビネット、トップインタビューなど盛りだくさんの内容が詰まっています。

建設通信新聞社Facebook

言わずとしれたFacebook。ユーザー交流の場です。おたずね下さい。

建設通信新聞社発行の書籍群

建設通信新聞が発行している各種書籍です。『建設人ハンドブック2014年版 建築・土木界の時事解説』『建設業の安全衛生法令用語検索エンジン 用語の意味、適用条文、公示、告示、通達がわかる!』『建設業 社会保険未加入問題Q&A』などベストセラーも

建設工事の動きDigital

建設専門紙が本気でつくった工事データベース

2014/06/30

【安藤忠雄】「生きた建築ミュージアム」継承 大阪商工信金の新本店ビル

大阪商工信用金庫(大阪市中央区、小林良彦理事長)は、新本店ビルの建設に着手する。現在同ビルの設計を、安藤忠雄建築研究所に委託して進めている。既存建物の屋上部にある建築家・今井兼次がデザインしたレリーフを保存再生しながら、ガラス張りの現代的な建物に生まれ変わるという。解体工事は竹中工務店が担当、解体後引き続き竹中工務店・鴻池組JVで本体工事に着手する予定だ。2016年12月の供用開始を目指している。写真は解体に着手した本町ビル。

【東京建築賞】都知事賞に『東京駅丸の内駅舎保存・復原』 専門家の協働評価

東京建築士事務所協会(大内達史会長)は、「東京建築賞第40回建築作品コンクール」の受賞作品を発表した。今回は4部門に計70点の応募があり、東京都知事賞に『東京駅丸の内駅舎保存・復原』が選ばれたほか、各部門の最優秀賞として戸建住宅部門に『東村山の家』、共同住宅部門に『ISANA』、一般一類部門に『扇屋旅館』、一般二類部門に『山梨県立図書館』が決まった。表彰式は30日に京王プラザホテル(東京都新宿区)で開かれる総会後に実施する。

【夏・安全キャン】昇降機は安全に! 紙芝居で子どもにもPR 三菱電機ビルテクノ


三菱電機ビルテクノサービスは、7月から9月を「三菱エレベーター・エスカレーター安全キャンペーン2014」の重点期間として取り組む。子ども向けに安全なエレベーターの乗り方を紙芝居などを交えて紹介するほか、管理者向けにも緊急時の対処方法などを説明する。写真はオリジナル紙芝居の一場面。

2014/06/29

【本】『民家の再生II~転用事例編』 古民家の再生・活用広めた名著の第2弾

1989年、日本がバブル景気に浮かれあちこちにファッショナブルな住宅やビルが建設され、地方独自の文化とともに古民家は、解体の危機に瀕していた。
 こうした中、時代に抗し古民家の価値を見いだし、その良さを広く普及させる起爆剤として『民家の再生-降幡廣信の仕事-』が発刊された。古民家を現代的に住み続けることができるように再生した多くの事例を紹介した同書の内容は、発刊から四半世紀を経て、いまだ色あせることなく、読み継がれている。

【BIMカフェ】これが大林流! 関係者全員がイメージ共有できるCIM

「今やCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)の導入現場は40を超えた」と会場を驚かせたのは、大林組で現場へのCIM導入の推進役を務める土木本部本部長室情報企画課の杉浦伸哉課長。20日にシェルパ東京オフィス(東京都中央区)で開かれたトークセッション『オープンBIMカフェ』のスピーカーとして熱弁をふるった。

2014/06/28

【現場の逸品】貼るだけノロ漏れ防止、コンクリ美仕上げ! 止水テープ2237

コンクリートの仕上がりを向上させるテープを、住友スリーエムが発売した。厚みは0.3mm未満だが、型枠ジョイント部の小口に張るだけで、ノロ漏れを予防できる優れものだ。現場作業にとってはコンクリートの打設から脱型にいたる間の工程削減や施工の簡略化も実現する。

【ウォシュレット】“お尻を洗う”東京五輪で体感して! TOTO、世界へPR

「世界各国の人々にウォシュレット(温水洗浄便座)を知ってもらうチャンスだ」。TOTOの喜多村円社長は東京五輪の開催に、強い期待を抱いている。累計販売台数は3月末時点で3600万台に達したが、海外ではまだ100万台に過ぎない。“お尻を洗う”という機能特性は使って初めて、その良さを実感できる。「2020年の東京はまさに体感の場であり、TOTOをアピールする場に他ならない」
写真は海外の展示場。

2014/06/27

【日本下水道事業団】このままでは調査に100年! 下水道老朽化に挑むJSの闘い

老朽化した社会資本の維持管理・更新事業の重要性が高まっている。導入から100年以上が経過した下水道もその1つで、建設中心から改築・マネジメントの時代へと突入している。東日本大震災では640㎞以上の下水道管路が被災し、汚水の溢水などが発生した。発災直後から復旧作業に当たっている日本下水道事業団(JS)では、これまでの経験で得たノウハウを生かした新たな技術開発が日々進められている。日常生活になくてはならないインフラである下水道の安心・安全の実現に向けた取り組みとして、下水道管路マネジメントシステムを紹介する。写真は、実証事業の調査で発見された管のひび。

【けんちくのチカラ】作編曲家 小六禮次郎さんとフェスティバルホール

大阪・中之島の「フェスティバルホール(旧ホール)」は1958年、国内ではクラシック専用の先駆けとなるホールとして生まれた。木をふんだんに使った内部の音響空間は「天から音が降り注ぐ」と賞賛され、客席が2700席と大規模で、当時の日本にはない画期的な音楽ホールだった。2008年に老朽化のため閉館。13年4月には、この音響空間を踏襲した新ホールがオープンしている。作編曲家の小六禮次郎さんは20代の終わりに、音楽プロデューサーとして初めて旧ホールの空間に触れた。「このころフルオーケストラをバックに当時のアイドルなどのポップスコンサートをフェスティバルホールで初めて公演したのですが、30mもある舞台の間口の大きさと、アコースティックの音質の良さに驚いたのを覚えています」

【東京五輪】会場計画照査が必要 IOC調整委員会が初会合

IOC(国際オリンピック委員会)と東京都、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、日本オリンピック委員会などは25日、第1回IOC調整委員会会議を開いた。
 会議では、第32回オリンピック競技大会調整委員長のジョン・コーツIOC副会長が「調整委員会が1つのチームとして仕事して、成功が確実なものとなる。世界に対して、苦しい天災にあったとしても必ず力強く復元できるということを、スポーツのパワーを使って、世界の若い世代に力強く示してほしい」とあいさつした。

【ステマ】建設通信より細田雅春著『生む Re-Birth』発刊!!

日刊建設通信新聞社は、『生む Re-Birth』(細田雅春著、対談・北原照久氏)を発刊いたしました。
 本書は、政治・経済問題、社会現象からみた建築のあり方をテーマにし、好評の既刊『建築へ02』『バリュー流動化社会 建築へ03』『文脈をとく どこへ行く現代建築』『界面をとく 現代建築のゆくえ』の続編です。

2014/06/26

【シンポジウム】7月12日、JIAが五輪施設計画と街づくりを討論 参加無料!

日本建築家協会(JIA)は7月12日にシンポジウム「新国立競技場とオリンピック施設計画に何が必要か?」を東京都渋谷区の建築家会館で開く。パネリストとして建築家の元倉眞琴氏、作家の森まゆみ氏、北大准教授の坂井文氏、JIA関東甲信越支部長の上浪寛氏を招き、良質な建築、美しい街づくりのための制度設計をテーマに具体的な行動につながるディスカッションを行う。コメンテーターにJIA会長の芦原太郎氏、JIA名誉会員の長島孝一氏が参加する。

【田中賞】作品部門史上最も小さい橋 横浜市の「霞橋」が受賞

横浜市中区新山下1丁目の歴史的建造物「霞橋」が土木学会の田中賞(作品部門)を受賞した。市内での受賞は5件目で横浜市道路局としては初めて。作品部門は横浜ベイブリッジのような長大橋の受賞が多く、霞橋の橋長32.96mは田中賞史上最も小さい(短い)橋となった。

【八ッ場ダム】「工期どおりに仕上げたい」 太田国交相が建設地を初視察

太田昭宏国土交通相は25日、群馬県長野原町の八ッ場ダム建設地を視察した=写真。就任以来、初めて現地を訪れた太田国交相は川原湯地区・打越代替地を視察し、「生活再建が順調に進んでいることを確認できた。これから本体工事に着手するため、地元にご迷惑をかける。きちっと丁寧に進めなければならない」と述べた。本体工事については「8月の入札で施工者が決まれば、1、2カ月後に着工したい」との意向を示した。

2014/06/25

【除染工事】おんぶで行きましょう 福島・葛尾村で高齢地権者に現地説明

福島県葛尾村の除染工事を施工している奥村組・西松建設・大豊建設JVの第5工区(大豊建設担当)で、地権者との事前立ち会いでの職員の心温まる対応が、地元住民の共感を呼んでいる。
 除染では作業着手前、地権者立ち会いのもと、現地で業務内容を説明し、理解を得る必要がある。しかし山間部の多い葛尾村では、自宅から離れた山中に除染対象の農地がある場合も多く、高齢の地権者が現地を訪れるのは困難なケースも見受けられる。

【建設動画】建設業の活躍をYoutubeで発信! 関東建設青年会議・吉川氏

埼玉県青年経営者部会に所属し、上部組織に当たる関東建設青年会議の建設産業向上委員会の委員長を務める。同委員会では、ユーチューブで建設業の活動を配信する『建設動画』を運営し、会員が投稿する動画で建設業に対する国民のイメージアップを目指す。関東建設青年会議が12月に東京都内で開く全国建設青年会議に活動報告する予定だ。

2014/06/24

【座談会】自衛隊と地域建設業 東日本大震災時の対応を幹部が振り返る

発災後、被災地には全国から官民の多様な機関が集結し、人命救助や緊急物資輸送、応急復旧工事などに当たった。中でも自衛隊員の貢献ぶりは多くの国民から高い評価を得た。しかし、その背景には国土交通省東北地方整備局や地元建設業界、全国ネットワークを持つ建設関係の団体・機関などとの協働作業があった。首都直下地震や南海トラフ地震などの発生が予測されている中、被災地で初動対応に当たった陸上自衛隊東北方面総監部の幹部4人による座談会を通じて、今後生かすべき震災の教訓や防災・減災のあり方を探る。写真は赤松雅文陸将補。

【JIA出前講座】答えはひとつじゃないよ! 小中学生、まちづくり実習で学ぶ


日本建築家協会(JIA)近畿支部兵庫地域会(長尾健地域会長)は、小・中学生を対象にした出前講座事業を積極展開している。13日には神戸市兵庫区の市立明親小学校で、21日には同市東灘区の私立灘中学校で段ボール製9立方cmの立方体(T-CUBE)を用いたまちづくりの実習を行った。受け入れる学校側は、広い視野や集団で考えることの習得、職業理解を深める一助となることなどを求めており、子どもたちからも好評のようだ。写真は明親小学校での様子。

2014/06/23

【建築】「建築と社会賞」7点、青年建築家・技術者26人表彰 日本建築協会

日本建築協会(香西喜八郎会長)は18日、オオサカマーチャンダイジング・マート(OMM)ビルで「読者と選ぶ『建築と社会』賞」と「青年建築家・青年技術者の顕彰」の表彰式を開いた。「建築と社会」賞には作品部門4点と論考部門3点、青年技術者の顕彰には5部門26人を選出し、香西会長から受賞者に表彰状と記念品が贈られた。写真は「建築と社会賞」受賞者。

【建築士会】建築士の活性化と未来語り合う 関東甲信越ブロック会青年会

関東甲信越建築士会ブロック会青年建築士協議会(森大樹会長)は19日から21日にかけて、東京都江東区のホテルイースト21で東京大会を開いた。20日に開かれた全体会議であいさつに立った森会長は「大会により多くの会員と広く情報を共有し、建築士会の発展と未来の風を感じてもらいたい」と述べた=写真。

2014/06/22

【本】開発コンサルの記録 『ジャカルタ漁港物語 ともに歩んだ40年』

1978年の現地調査に参加してから、1つのプロジェクトに36年間携わってきた開発コンサルタントの記録である。海外の事業はどのような流れで進み、どんなトラブルや困難があり、どう対処すべきかなどが参考になる。

【3次元計測】小型軽量化したスキャナ、カメラ搭載して大空舞う時代へ

説明を追加
3次元計測フォーラム「SPAR 2014J」が4、5日の2日間、川崎市産業振興会館で、スパーポイントリサーチ(河村幸二代表)の主催で開かれた。毎年開催され10回目を数える今回は、新たにUAV(無人飛行体)の展示コーナーや特別セッションが設けられた。背景には、UAVの実用化に社会の注目が集まっていることに加え、3次元計測装置の小型化・軽量化が進んでいることが挙げられる。写真はニコン・トリンブルの無人機航空写真測量システム「Trimble UX5」。

【現場の逸品】現場からオフィスの高性能BIMソフトを遠隔操作!

出張中のAさんは、現場でタブレット端末を開き、指先で3次元モデルをぐるぐると動かしながら出来形と比較している。その時、いつものオフィスでは誰もいないAさんの机の上で、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)ソフトが勝手に動いていた--。

2014/06/21

【UIA】仙台の歴史的建造物の復興活動が「建築と子どもゴールデンキューブ賞」受賞

国際建築家連合(UIA)の「UIA建築と子どもゴールデンキューブ賞(組織部門)」で「子どもたちが応援する歴史的建造物の震災復興~地域・小学校等との協働プロジェクト~」(建築と子供たちネットワーク仙台)が最優秀を受賞した。仙台市青葉区堤町まちかど博物館の登り窯の修復作業や旧丸木商店の店蔵のファサードのデザインなど、子どもたちが行った歴史的建造物の震災復興活動で、ことし1月に「JIAゴールデンキューブ賞2013/2014」の組織部門で優秀賞に選ばれ、UIAに日本選考作品として推薦されていた。

【復興まちづくり】住民自ら考え専門家はサポートに徹する 手島浩之氏

日本建築家協会東北支部宮城地域会(JIA宮城、鈴木弘二地域会長)は震災以降、宮城県石巻市の北上地域における復興支援に集中的に取り組んできた。90回以上に及ぶ勉強会やワークショップを開くなど、住民に寄り添いながら、専門家の集団として復興計画のブラッシュアップとその具現化に貢献している。その軌跡を報告書としてまとめた。JIA宮城の中で中心的な役割を担ってきた手島浩之氏(仙台市、都市建築設計集団/UAPP)に、これまでの活動を振り返ってもらった。

【土木学会賞】7ダム連携で1兆円被害防いだ近畿地整と水機構関西に栄誉

近畿地方整備局と水資源機構関西支社は、2013年台風18号の洪水による壊滅的被害を回避した淀川水系7ダムなどの連携操作で、13年度土木学会賞技術賞を受賞した。16日に大阪市中央区の大阪合同庁舎1号館で、近畿地方整備局の池内幸司局長と水資源機構の自閑茂治関西支社長が受賞の盾と賞状をお披露目した。淀川水系7ダムを連携して洪水調節操作することで、桂川下流部の堤防の決壊という最悪の事態を回避したことが高い評価を得た。写真は池内局長(右)と自閑支社長。

2014/06/20

【記者座談】意気込みみなぎる建材業界 見据える五輪は会場計画見直し

A 団体の総会シーズンも後半となっているが、例年と比べて何か変わった点などはあっただろうか。
B 建設コンサルタンツ協会が総会を開いた5月29日の当日に、改正公共工事品質確保促進法が成立した。大島一哉会長は総会だけでなく懇親会でも、「改正の内容は一歩も二歩も、大きく前進したものと評価できる」とあいさつで強調していた。
(写真は日本技術士会の懇親会)

【建築】集まりたくなる新たなランドマーク「久留米シティプラザ」

福岡県南の中核都市・久留米市で大型複合施設「久留米シティプラザ」の建設が進んでいる。『賑わいと憩いが調和する「文化」「活力」創造空間』を基本理念に、文化芸術、広域交流、商業、にぎわいの4つの機能を併せ持つ施設として計画されている。2016年の供用開始に向け、名実ともに市のランドマークを目指す施設づくりが進められている。

【イメージアップ】熊本県が建設業PRに注力! 動画制作やイベント出展


熊本県は、建設産業イメージアップ戦略事業として、就職説明会などで活用する動画制作やイベントへのPRブース出展、広報用ノベルティーグッズの制作などに新たに取り組む。事業の予算上限額は600万円(税込み)とし、民間企業に業務委託する。

2014/06/19

【トークイベント】「失敗もまた楽し」 山嵜一也氏らが海外での建築業務を語る

国際建築支援フォーラムとアグローブ(東京都文京区、金子悦輝社長)は海外での活躍を目指す建築家、技術者、学生を応援するトークイベント「世界で働く!-失敗もまた楽し(Failure teaches success)-」を7月1日に東京都渋谷区の日本建築家会館で開く。海外で働いていた経験を持つ建築家がゲストとして登壇し、現地での失敗や挫折、活躍についてのリアルな話について本音で語り合う。

【起重機船】「海翔」が7100tの円筒ケーソン据え付け! 兵庫県柴山港防波堤

近畿地方整備局は18日、兵庫県香美町の柴山港で二重円筒ケーソン防波堤の据え付け作業を公開した=写真。国内最大のクレーン船を使い、重量7000tを超える円筒ケーソンを沖合に設置した。設置作業は、東洋建設が担当した。

【働く女性】「ゆるキャリ」で行きたい 仕事と生活の両立志向明らかに

三菱総合研究所(大森京太社長)は18日、「女性が活躍する社会の実現に向けて」と題した意見交換会を開いた。
 冒頭、同社プラチナ社会研究センターの川上千佳氏が女性のライフスタイルから考えるプラチナワークスタイル分科会などが実施した「女性の働き方に関するアンケート」の結果を報告した。それによると、理想のライフスタイルについて、「仕事もそれ以外の生活もほどほどのバランスでのんびりやる」と答えた人が43.1%、「両方とも同様に力を入れる」と答えた人を含めると76.4%に上るなど、「ゆるキャリ(ゆるやかにキャリアを伸ばす)」志向が多いという実態が分かった。

【ブログコラム】めくるめく世界のトンネル写真!! 国際トンネル協会がコンテスト結果公表

国際トンネル協会(ITA、ソレンデーグン会長)が、「トンネル写真コンテスト」を開催、優秀賞を公表しました。ITAは、5月14日まで、ブラジル・イグアスで、52カ国から1500人の参加者を集めて、国際会議を開いていました。日本のトンネル技術者の協会である「日本トンネル技術協会」も加盟しています。それでは、受賞作の数々をご覧下さい。上の写真は「Turin Metro in Operation」( s210173さん)です。

2014/06/18

【新国立競技場】施工可能なカタチに ザハ事務所チェッカート氏

新国立競技場の国際デザインコンペで最優秀を獲得し、設計のデザイン監修業務を担当するザハ・ハディド・アーキテクツ(英国)が、東京都内で開催したダッソー・システムズのユーザーイベントで特別講演し、プロジェクト関係者との情報共有やデザインプロセスの重要性について語った。新国立競技場の斬新なデザインを下支えするのは、3次元モデルの要素に数値変数(パラメータ)を定義し、その変化によって多くの形状を生み出す「実現可能」なパラメトリック・モデリング手法であった。写真は同事務所アソシエイトのクリスティアーノ・チェッカート氏。

【パネル展】道路メンテナンス知って! メンテ会議が東北6県で開催


道路施設の現状や課題などを広く理解してもらおうという「道路施設の老朽化対策」パネル展が、18日の道の駅「協和」(秋田県)を皮切りに東北6県の「道の駅」で開かれる。東北地方整備局の各出先事務所と各県、市町村、東日本高速道路が参加し、ことし5、6月に東北6県に相次いで設置された道路メンテナンス会議が主催する。写真は道の駅「協和」(photo:MWE)。

2014/06/17

【ぐんケンくん】じわじわ浸透中…ぐんケン体操DVD配布やグッズも!

群馬県建設業協会(青柳剛会長)は、マスコットキャラクター(ゆるキャラ)・ぐんケンくんを国民に広く発信するため、テーマソング『のびろ!ぐんケンくん』とぐんケン体操の振り付けを収録したDVDや、ペーパークラフトを作成した。近く会員に無料配布し、地域の保育園や幼稚園、小学校などに紹介してもらう。先生などから要請があれば、無償で提供する方針だ。今後もシールやバッジなど関連グッズの製作を進め、子どもたちに向けて建設業を積極的にPRする。

【砂防】砂防事業の“語り部”吉友嘉久子さん 赤木賞受賞を祝う

富山市在住で立山砂防女性サロンの会のアドバイザー、吉友嘉久子氏が砂防界のノーベル賞といわれる赤木賞を受賞したことを祝う会が15日、富山市内のホテルで開かれた。

【シンポ】東京五輪と新国立競技場の「レガシー・プラン」 美し国づくり協会

NPO法人美(うま)し国づくり協会主催のシンポジウム「2020東京五輪・パラリンピックへ、そしてその後」が16日、東京都千代田区の東海大学校友会館で開かれた。2020年の東京五輪を契機に東京は、日本は何を残し、どう変わるのか。ハード面だけでなく、文化振興や環境意識などソフト面への考慮、長期的・持続的効果への配慮などに注目した東京五輪における「レガシー・プラン」のあり方を語り合った。写真は進士五十八理事長。

2014/06/16

【東日本大震災】使命感を胸に秘めた組織間協力 陸上自衛隊幹部が語る

東日本大震災の初動対応における献身的な取り組みで社会的に評価を受けた自衛隊。しかし、“自衛隊より前へ”の精神で道路啓開に当たった地元建設企業や、仙台空港などの排水計画の立案に携わった防災エキスパートらがいたのは紛れもない事実だ。陸上自衛隊東北方面総監部の赤松雅文幕僚長兼仙台駐屯地司令(陸将補)および平栗浩一装備部長(1等陸佐)の証言を通して当時の状況を振り返るとともに、全国組織の重要性や今後の大規模災害時に生かすべき組織間の連携、役割分担などのあり方を探る。写真は、岩手県陸前高田市での道路啓開の様子。
【執筆者から:自衛隊と東北地方整備局、そして地元建設企業が、未曾有の困難の中、三位一体となって啓開作業にあたった。自衛隊の方々も建設産業界の役割をきちんと認識してくれていることを今回の取材で感じた】

【BIM】設計行為に変革を 三菱地所設計デジタルデザイン室の目指すもの

三菱地所設計は4月から「デジタルデザイン室」をデザイングループ内に創設した。建築生産・設計の質的な変化が求められ、建築分野におけるBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を始めとしたICT(情報通信技術)のさらなる進展が期待される状況の中で、選ばれる設計事務所として生き残るために「デジタルデザイン室」はどこに向かうとしているのか。伊藤誠之室長に聞いた。

2014/06/15

【7月17日開催、先行受付】日刊建設通信新聞社セミナー「国交省BIMのインパクト」

国土交通省官房官庁営繕部が試行するBIM(ビルディング・インフォメーショ
ン・モデリング)の導入プロジェクトを契機に、法務省を始め公共発注機関の導入機
運が高まっています。日刊建設通信新聞社では公共事業へのBIM導入の可能性を浮
き彫りにするため、7月17日に東京都港区の日本消防会館(ニッショーホール)で
『国交省BIMのインパクト』と題したセミナーを開催します。昨年に引き続く国交
省BIMセミナーの第2弾です。週明け16日に新聞告知しますが、先行してブログ
読者の方々にお知らせします。

【続報!】白亜の寺院「新宿瑠璃光院白蓮華堂」 設計の竹山氏に聞く


1階部分が極端にくびれ、2階部分から大きく膨らんだ形状、ホワイトコンクリート打ち放しの外壁、不規則に並んだ小さな窓。東京・新宿駅に隣接するオフィス街の一角に、独特のデザインが目を引く寺院「新宿瑠璃光院白蓮華堂」が完成した。
【執筆者から:奇抜なデザインに目が向きがちですが、ディティールへのこだわりゆえか新宿のビル群のなかに屹立する様子は周囲のまちなみにとけ込んでいます。近寄るほどに細部へのこだわりに気づかされる印象的な建築でした】

【現場最前線】オペレーターの妙技が支える 既設ボックスカルバート拡幅工事

東京メトロ有楽町線の小竹向原駅と千川駅の間で、地下に設置済みのボックスカルバートを拡幅するという珍しい工事が進行している。佐藤工業・熊谷組・大日本土木JVが施工を担う有楽町線小竹向原・千川間連絡線設置向原工区土木工事は、有楽町線と副都心線の平面交差を解消するため、ボックスカルバートを拡幅し、新たに連絡線を設置する。営業線近接工事のため施工上の制約は少なくないが、工期短縮に向けた創意工夫を随所に織り込んでいる。

2014/06/14

【佐藤直良のぐるり現場探訪】情報化施工フル活用 L2津波に対抗する浜松篠原海岸工事


新緑の候、折からの雨の中、浜松駅に降り立った。このシリーズの副題にもある『晴れの日も雨の日も』は建設通信新聞の担当者がつけたものである。すばらしいタイトルだと初めは感じたが、このタイトルのおかげか、前回の広島は雪、この日は雨。しかし、現場は休まず動いていた。訪ねたのは「浜松篠原海岸津波対策施設等整備事業(海岸)工事(試験施工その1)」で、施工は西松建設・須山建設・中村組JV。今回お世話いただいた地元の中村組は、試験施工を踏まえた本体工事の受注が決まっている。

2014/06/13

【まちづくり】中心地区の道路管理を民間へ 府中市が先進的取り組み


 道路や公園など昭和30年代から40年代に整備されたインフラが一斉に更新時期を迎え、その対応が全国的な問題となっている。そうした中、先進的なインフラマネジメントに取り組む東京都府中市で、市政施行60周年に当たる2014年度、維持管理に向けた新たな取り組みがスタートした。市のシンボルとなるけやき並木をメーンに中心市街地を対象とした「けやき並木通り周辺地区道路等包括管理業務」だ。公募型プロポーザルで選ばれた前田道路・ケイミックス・東京緑建JVが16年度末までの3年間、試行的に実施する。道路などの日常的な巡回管理、不具合通報対応、補修など包括的に民間委託するのは全国でも初めての試み。試行の先には、地域や公園などへの対象拡大も視野に入れている。
【執筆者から:府中市のインフラマネジメントの取り組みは、基礎的自治体として3年先を進んでいる。今回の包括管理業務は、建設と清掃、造園の異なる業種がJVを組んで取り組んでおり、全国的企業と地元企業のコラボレーションも特徴だ。インフラ老朽化や自治体の財政的問題を解決する意味でもこの取り組みへの期待は大きい】

【楽省!BEMS】耐震化と共に省エネ化 働きやすいオフィス実現 川本工業

総合設備工事会社の川本工業(本社・横浜市中区、川本守彦社長)が進めてきた本社社屋の耐震化工事が完成した。構造躯体の補強と合わせ、省エネ・節電支援システム「楽省!BEMS」による空調設備の省エネルギー化などのノウハウを詰め込み、効率化や執務環境の向上などを実現した。老朽建物の改修が社会的に急務となる中、同社では今回の改修工事の実績やノウハウを活用し、事業拡大に積極的に取り組んでいく。

【はたらく車】親子連れに大人気!! ユアテックが高所作業車出展!


ユアテックは、仙台駅東口商工事業協同組合の企画で8日に同社社屋前などで開かれた「はたらく車-仙台駅東口!2014」に高所作業車2台を出展した。
 同イベントには、同社の高所作業車のほか、警察車両や消防車両、工事車両、自衛隊車両など、あわせて40台を展示。終日、雨に見舞われるあいにくの天気にもかかわらず約1万8000人もの入場者でにぎわった。

2014/06/12

【あかりコンペ】「身体にちかい明かり」テーマに新しい照明を 7月31日締切

日本建築家協会(JIA)と大光電機(前芝辰二社長)は第8回建築家のあかりコンペの募集を開始した。「身体にちかい明かり」をテーマに、LED(発光ダイオード)による照明器具の小型化、ポータブル化などを踏まえた新しい照明の提案を求める。エントリー締切日は7月31日。8月下旬に1次審査を実施、9月27日のJIA建築家大会2014岡山で最終審査し最優秀賞ほか各賞を表彰する。

【追悼】長男・吉彦氏が語る佐野正一氏 モダニストでも伝統主義者でもない柔軟性

3月に逝去した安井建築設計事務所代表取締役相談役・佐野正一氏のお別れの会が12日、大阪市北区のリーガロイヤルホテル大阪「ロイヤルホール」で開かれる。3代目社長として同事務所を日本有数の組織事務所として育て上げ、日本建築士事務所協会連合会の会長を務めるなど、建築設計界の地位向上にも尽力した。半世紀以上にわたりリーダーシップを発揮した正一氏の背中を見続けた長男で同事務所代表取締役社長の吉彦氏が、建築家、建築事務所代表としての佐野正一について語った。

【建築】子ども参加型のWS提案コンペ 早大佐藤研究室に最優秀

日本建築学会は8日、東京都港区の建築会館で「第4回子どものまち・いえワークショップ提案コンペ」の公開審査会を開いた。5大学10組の学生チームが参加し、都市や住宅をテーマとする子ども参加型のワークショップ(WS)プログラムを提案した。最優秀提案は今秋にも実際のWSとして実施する予定だ。写真は早大佐藤将之研究室チーム。前列中央が代表の小山田さん。