2011/07/07

山手線にホームドア設置が加速/JR東日本

 東京の山手線に、地下鉄などで設置が広がっているホームドアが増えそうだ。東日本旅客鉄道(JR東日本)は、転落や列車との接触の防止策として全29駅中、2012年度に2駅、13年度までに7駅にホームドアを設置すると公表した。
 現時点で大規模改修が予定されている新橋、渋谷、新宿、東京の4駅を除いて17年度末の完成を予定しているが、同社の清野智社長は「できるだけ早く設置したい」とし、施工方法を改良することで工期短縮と事業費削減の両面に取り組む考えを示した。
 すでに設置している恵比寿、目黒の2駅に加え、12年度をめどに大崎、池袋駅、13年度をめどに大塚、巣鴨、駒込、新大久保、目白、高田馬場、田町駅に設置する。
 「総事業費約500億円のうちほとんどが土木の工事費用。先行2駅で施工した結果、強度を下げずに工費をおさえる方法がないか検討を重ねた」(清野社長)。3駅目以降の基礎工事は、横けた新設の際に必要となるホーム壁側の空間を有効活用し、ケーブルルートをホーム前線路側上部に新設することにしており、工期短縮とコストダウンを図る。

JR東日本が計画しているホームドアの施工法


0 コメント :

コメントを投稿