いざ津波が来るときに、自分のいるところが海抜何メートルなのかを知りたくはないだろうか。国土交通省の四国地方整備局と四国四県が協同で、国道などの道路標識、横断歩道を見れば海抜を一目で知ることのできる「海抜知~る」を整備することにした。
図を見ればわかるとおり、標識の柱に定規を付けて海抜がわかるようにする。住民は日頃から自分の家の海抜がどのくらいなのかわかったり、いざ避難するときに坂を上りながら避難すべき目安として使うこともできる。被災後も広範囲な地点で津波高を記録できるという効果も見込める。
東南海・南海地震による津波被害に対する防災意識の啓発を目的に実施するもので、同局によると全国では初の試みだという。海抜15m以下の国道や県道の歩道橋や標識柱に1㌔ごとに張り付ける。海抜は5m(黄)、10m(オレンジ)、15m(青)の3段階で表示する。
8月中旬までに4県で計15カ所に試験設置する。その後設置効果の検証を経て、国道では11年度内に約400カ所での設置を目指す方針ということだ。
「海抜知~る」の概要 |
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