秋葉原の名所となっている秋葉原ラジオ会館の建て替えが本格化する。会館所有者の秋葉原ラジオ会館(東京都千代田区)が明らかにした「(仮称)秋葉原ラジオ会館新築工事」の詳細によると、8月から解体工事に着手し、既存ビルと同程度の延べ約1万㎡の店舗棟を新築する。2012年5月着工、13年度の完成を予定している。設計はINA新建築研究所が担当で施工者は決まっていない。
秋葉原ラジオ会館ビルは、同地域初の高層ビルとして1962年に完成。以来、正面に印象的な大きなネオン看板を備えた建物は「ラジ館」の愛称で親しまれ、秋葉原の“顔”ともなっている。築後50年近くが経過し、老朽化が目立つほか、耐震強度が不足した既存不適格建物となっていることから、建て替えを検討していた。
新施設の規模は、地下2階地上10階建て延べ1万0945㎡の店舗棟となる。既存施設の店舗数は23店舗で、主に家電、オーディオ、パソコン、おもちゃ、書籍などに関連するテナントが入居している。計画地は、JR秋葉原駅西口に近接する千代田区外神田1-15-16の敷地1199㎡。このうち995㎡を建築面積に充てる。
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