2011/07/26

「堂島ビエンナーレ2011」開幕/隈氏、磯崎氏らも参加



隈氏の「ホワイトホール」
  アートとさまざまな分野をつなげる展示会「堂島ビエンナーレ2011 ECOSOPHIA アートと建築」が23日、大阪市福島区の堂島リバーフォーラムで開幕した。隈研吾氏や磯崎新氏ら著名建築家や新進気鋭の若手アーティストが参加している。
 隈氏は、アーティストの森万里子氏と共同で『ホワイトホール』と名付けた作品を製作した。ブラックホールに呑み込まれた星が、ホワイトホールにより再生する姿を、復興に向かう東北の姿と重ねように表現した。
 隈氏は「被災地でも、がれきをウレタンで包み込み、記憶を留めていくミュージアムを構想している」という。
 磯崎氏は1962年製作の『孵化過程』を展示、空撮された新宿区の写真を張った台の上に釘を打ち、針金で結んで空中回廊を表現している。
 会期は8月21日まで。入場料は一般1000円、高校・大学生700円、小・中学生500円。

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