2011/07/26

スカイツリー周辺の建築は高さ35m以下で/墨田区がまちづくりガイドライン

左が今回の対象街区になる
 東京都墨田区と業平1~3丁目の地権者で組織する検討会が、来年5月に開業する東京スカイツリーに近い北十間川周辺でまちづくりガイドラインを策定した。このガイドラインでは、新タワー街区と浅草通りに挟まれた川沿い約450mの建物高さを35m以下に抑えるという。
 スカイツリーの開業で、これまで住宅や事務所中心だった地域に、続々と商業施設や屋外広告が建てられることが予想される。区や地権者は、その後の観光振興や景観を守るためにルールを決めることにした。
 建物高さのほかに、周辺建物と調和した色彩の導入や、屋上設備、バルコニーの見え方にも配慮を求めている。屋上や壁面などの緑化も促す。また、建物は川に対し平行・垂直に配置することも求められそうだ。建物用途は、極力1、2階の低層部に物販・飲食店や展示場を、3階以上の中高層部には住宅の配置を進めている。
 スカイツリーの開業で、これまでまちの裏側的な扱いだった北十間川が、まちの顔になるかもしれない。

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