医学部附属病院外来診療棟の完成イメージ |
新営その他工事では、増加するがん患者の外来機能を充実させるため、新設する高齢者医療センターなどで構成する「新外来診療棟」を、既存外来診療棟南側にSRC・S造(免震構造)地下1階地上5階建て延べ1万8342㎡規模で新築する。
完成後、既存外来診療棟のうち延べ5782㎡を改修する。既存外来診療棟の改修は、屋内の通路を供用しながらの工事となる。工事場所は千葉市中央区亥鼻1-8-1。
新外来診療棟について塩沢秀樹久米設計設計本部医療福祉設計部長は「病院全体の顔となるため内外装とも透明感や優しさがあり環境になじむ計画とした」という。外装にはガラスと木質系材料を使ったダブルスキンを採用。屋上緑化や太陽光パネルも導入する。
神事では、鎌(かま)入れを永冨誠久米設計執行役員、鍬(くわ)入れを齋藤康千葉大学学長、鋤(すき)入れを服部厚志鹿島専務執行役員東京建築支店長、松村茂広六興電気取締役兼執行役専務首都圏本部長、藤井日出海三機工業常務執行役員東京支社長、高岡伸行日立製作所都市開発システム社営業本部ビルシステム営業第一部長がそれぞれ行った。
席上、齋藤学長は「この新外来診療棟は附属病院の整備の一環となる。無事に完成する日を心待ちにしている」とあいさつ。服部専務は「施工各社の総力を挙げて取り組み、ご期待に応える建物をつくる」と工事に当たる決意を述べた。
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西村美孝工事事務所長(鹿島)の話 「(当病院には)きょうも3000人の外来予約があり、施工ではこうした運営に支障をきたさないようにするとともに、最大限貢献したい」
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月18日5面
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