2012/12/15

【モノニュース】靴の中敷きに個人情報 小原工業のIDインソール

義手や義足の製造販売メーカーである小原工業(東京都世田谷区)が、個人情報のIDカードを入れられる靴の中敷きを考案した。商品化した中敷き『IDインソール』は厚さ3mm。中敷き裏面にカードポケットがあり、そこに情報を記入したカードを入れる仕組み。言われてみれば単純な発想だが、実用新案登録も済ませ、世界初の実用化商品となった。
 東日本大震災の復興を支援するボランティアの声をもとに商品化した。IDカードには氏名、生年月日、血液型、既往症、緊急連絡先電話番号を記入する。不慮の事故時や高齢者保護の観点からも活用できる。身分証明のツールとしても有効であることから、工事現場に売り込みもかけるという。
 価格は税込み2100円。大量購入する場合は割引にも応じるほか、1000足以上の購入から中敷き中央部に、無料でロゴを印刷するサービスも行う。初年度で20万足の販売を見込む。先行してネット販売を開始した。問い合わせは販売代理店のプライマル・スウィッチ・電話03-3252-2712。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月12日12面

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