開通式典 |
仙台港ICは、仙台東ICから仙台港北IC方向へ約3.5㎞の地点に設置され、仙台塩釜港に直結する。同港からは東北地方で生産された完成自動車の約9割が出荷され、コンテナ貨物の取扱い量も年々増加している。こうした状況に伴い、仙台港北と仙台東の両IC付近で交通渋滞が多発していた。
仙台港ICの開通により、増大する完成自動車の輸送を支援できるほか、交通分担が図られ、混雑個所の渋滞緩和にも寄与する。
昨年の津波発生時に同道路名取IC料金所が避難場所として機能したことから、同料金所屋上にも避難スペースが設置された。総事業費は約70億円。
パレードには完成自動車8台を積んだ21mフルトレーラも参加した |
来賓として出席した高橋宏明東北経済連合会長は「物流、観光両面で大いに期待している。構造改革特区の認定を受けた45フィートコンテナの利便性が向上するほか、松島や平泉などの観光地との連携も容易になる」と語り、白根武史トヨタ自動車東日本社長も「仙台港ICの開通により、物流効率が間違いなく向上する。当社だけでなく、他の企業にとっても大きな後押しになる」と祝辞を寄せた。
この後、関係者によるテープカットとくす玉開披に続いてパレードがあり、完成自動車8台を積んだ21mフルトレーラーや45フィートコンテナ車なども参加した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月4日6面
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