2012/12/17

【国際】清水建設が国際支店に「契約リスク管理部」設置

清水建設は2013年1月1日付で、国際支店に「契約リスク管理部」を設置する。工事利益確保の確実性を高めるのが狙い。海外プロジェクトの契約リスク管理に特化した組織として、シンガポールに設置する予定だ。
 契約リスク管理部は、国際支店の建築技術部が持つ契約管理機能と法務部の係争対応機能を統合した組織となる。契約内容の適正化や契約上の権利行使、紛争解決などを担い、海外プロジェクトを全面的にサポートする。
 海外での契約管理の経験が豊富な6人のスタッフを配置する。利益確保の確実性を高めるほか、リスク管理のノウハウ蓄積や人材育成も進める。同社は、14年度に現地法人を含めて1600億円の海外工事受注を目指している。さらに20年までには全事業の2割、2400億円程度を海外で受注したい考えだ。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月17日3面

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