「夢工房」 撮影:酒井広司 |
12年度の赤レンガ建築賞には18作品の応募があった。サロベツマハート「夢工房」は、建築主がサロベツ福祉会、設計がSa design office一級建築士事務所、施工は店舗を佐々木組、グループホームを志賀組が担当した。設備関連は、電気設備が広瀬電工舎、機械設備が恵菱設備となっている。
規模は店舗、グループホームともに木造平屋建てで、店舗が198㎡、グループホームが192㎡。12年1月27日に竣工した。建設地は豊富町大通4。
審査講評では、「住居(共生型グループホーム)、食品加工販売(ベーカリー)、公開空間(地域喫茶)を巧みに空間として表現し、町なか国道に沿って平屋で連結させた」とし、「私設ではありながら極めて公共性と社会性のある計画が成立したことは、障がい者を取り巻く今後の地方小都市にとって重要なモデルとなる」と評価した。
剣淵町つちのこ館は、意匠設計をアトリエアク、構造設計をエスフォルム、設備設計を基礎設備研究所、施工を大野土建・卯城建設JVが担当した。建築主は剣淵町。規模は木造平屋建て299㎡。建設地は剣淵町西町23。10年10月29日に竣工した。審査講評では、「建築計画、空間の表現ともに高いレベルでまとめられており、愛情あるデザイン、珠玉の小品として評価できる」としている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2012年12月26日6面
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