現在の半田赤れんが建物 |
外観は現在の建物をそのまま残し、耐震・内装改修などを行う。改修後の活用には民間団体の協力を視野に入れており、市民の憩いの場とする方針。
現在の規模はレンガ造5階建て延べ5456㎡。約1526㎡を取り壊している。1898年に竣工しており、04年に国の登録有形文化財、09年には近代化産業遺産に登録されている。基本計画はドイツ・ゲルマニア機械製作所、実施設計は妻木頼黄が担当。清水組(現清水建設)が施工した。
半田赤レンガ建物は、全国屈指の規模のレンガ建造物で、日本のビール産業黎明期の産業遺産。第2次世界大戦中は、中島飛行機製作所の衣糧倉庫として活用され、戦後は1994年まで日本食品化工のコーンスターチ加工工場として使用されていた。
工場閉鎖後、96年に市が買い取り、通常は非公開となっているが、年に数回建物内部を一般公開している。
所在地は榎下町8の敷地3万3786㎡。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年3月7日
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