2013/03/25

【プロポーザル】最優秀案を公表! 2層式U字スタンドの南長野運動公園球技場

最優秀の竹中JV案
長野市は、南長野運動公園総合球技場整備事業の設計・施工者選定に伴う公募型プロポーザルで最優秀に選ばれた竹中工務店・東畑建築事務所・北信土建・千広建設・アーキプランJVの提案内容を公開した。「やわらかな外皮に包まれた迫力ある劇場空間」をテーマに、2層式のU字型スタンドを備える計画で、規模は4階建て延べ約2万6000㎡、観客収容人数は1万5525人としている。今後、12月まで設計を進め、2014年1月の着工、15年2月の完成を目指す。
 提案では、1層目が西側にメーンスタンド、東側にバックスタンド、ホームチーム席の北側と、アウェー席となる南側にサイドスタンドを整備し、収容人数7810人を予定。2層目はU字型に客席を配置し、メーンスタンド、バックスタンド、北側サイドスタンドに合わせて7715席を整備する。
 規模は、1階が3930㎡、2階が1万0119㎡、3階が1437㎡、4階が5562㎡で延べ、2万6063㎡。建築面積は1万1615㎡。駐車場は932台を収容する。
 2層目の南側に客席を設けないU字型スタンドの採用により、芝に十分な日射量を確保し、ワールドクラスの良質な芝を育めるよう配慮した。また、省エネルギー型の設備機器を積極的に導入し、ナイター試合開催時のピーク電力を40%削減、高耐久材料により30年間のライフサイクルコスト30%削減を目指す。また、8カ月の工期短縮も提案した。
 同競技場は、日本フットボールリーグ(JFL)に加盟し、Jリーグ昇格を目指す地元のサッカークラブAC長野パルセイロのホームスタジアムとなる。
 整備場所は長野市篠ノ井東福寺320の敷地29万6667㎡。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年3月25日

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