2013/03/06

【復興版】JIA監修の復興モデル住宅が上棟 新宮城の家づくり協会

新宮城の家づくり協会(大竹雅之代表)が取り組む地域型復興住宅プロジェクト・みんなでつくるみやぎのいえシリーズの『黒い家』と『白の家』が2日、宮城県岩沼市三軒茶屋の復興住宅モデルハウス展示場で上棟を迎えた。日本建築家協会(JIA)東北支部(渡邉宏支部長)と同宮城地域会(鈴木弘二地域会長)が監修。黒い家は設計が都市建築設計集団/UAPP、施工は佐善工務店、白の家は設計がSOYsourece建築設計事務所、施工はセンケンホームが担当している。
 黒い家は平屋建て、白の家は2階建てで、ともに県産杉材による軸組在来工法を採用。高断熱・高気密・高性能ガラスを採用し、太陽光発電などを利用したスマートハウスとする計画だ。完成は5月で、工期中や完成後には各種講習会や勉強会なども行う予定。
 上棟式に先立ち、あいさつに立った渡邉支部長は、「地域型復興住宅の建設を通して、広範・多岐な分野がコラボレーションすることで、復興に役立ちたい」と語った。
 大竹代表も、「建築家とコラボレートし、景観やデザインに優れた復興住宅をつくりたい。施工する両社の職人が相互に行き来して2棟を建設していることも、地域型復興住宅における新たな取り組みだ。職人の高齢化が進む中、若手の育成も進めたい」と意欲を示した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年3月6日

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