2013/03/15

【新国立競技場】最優秀のザハが作品解説 19日に国際コンペ表彰式

日本スポーツ振興センターは19日、東京都港区のザ・プリンスパークタワー東京で、新国立競技場基本構想国際デザイン・コンクールの表彰式を開く。昨年11月に最優秀賞に選定したイラク出身で英国在住の女性建築家、ザハ・ハディド氏を表彰するほか、同氏による作品のプレゼンテーションなどが行われる。
 国際コンペでは、国内外から応募のあった46点(国内12、海外34)の中から、最優秀賞のほか、優秀案にコックス・アーキテクチャーピーティーワイ エルティディ(オーストラリア、代表者・アラステル・レイ・リチャードソン氏)、入選案にSANAA事務所+日建設計(日本、代表者・妹島和世氏)の作品を選考した。当日はザハ・ハディト氏に対する表彰や作品説明のほか、レセプションなども行われる。
 新国立競技場は既に開催が決まっている2019年のラグビーワールドカップと東京都が招致を目指す20年夏季オリンピック・パラリンピックのメーンスタジアムとしての使用を想定。規模は収容人数が8万人、総延べ約29万㎡で、総工費約1300億円を見込む大規模プロジェクトとなる。
 現在、同センターでは、設計条件の整理などを業務内容とするフレームワーク設計業務の公募型プロポーザルの手続きを進めている。同業務の熟度や予算措置状況によっては変更もあり得るが、同業務の受託者に設計業務を随意随契することも視野に入れている。随契しない場合は、別途、プロポーザル方式を採用して設計者を選定する。設計期間は15年3月まで。14年7月から15年3月までの期間で解体し、15年10月に着工する。19年3月の完成を目指す。
 建設地は東京都新宿区霞ケ丘町10-1ほか。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年3月15日

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