カナダに漂着したタンク |
経済産業省から連絡が入ったのはことし1月。タンクは腐食が激しいものの、「宇部三菱」の文字が残っており、仙台SSから流出したタンク8本のうちの1本であることが分かった。漂着したのはバンクーバーから北に800㎞の海岸沿いで、地元のメディアにも取り上げられ、大きな話題になった。
被災した仙台SSは震災から4カ月後に復旧し、現在はセメント供給基地として復興に貢献している。宮城県内では物流合理化の一環で2008年9月から休止していた塩釜SS(塩釜市)の操業を1日から再開し、新たにサイロ5基総容量1万8000tを確保するなど供給体制を拡充した。
タンクの写真はまだ設置場所を決めていないが、震災復興の象徴として仙台SS内の誰の目にもとまる場所に飾りたいという。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年3月13日
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