2014/08/08

【思い】わたしたちは名もなき、誇り高きヒーロー 東京鐵骨橋梁の岡崎社長


「わたしたちの仕事は縁の下の力持ちである。この英訳はアンサング・ヒーローであり、アンサングとはシングの過去形の否定形なので、歌われなかったヒーロー、つまり名もなきヒーローである。当社は鉄骨と橋梁を100年、一貫して専業としてきた、名もなき、そして誇り高きヒーローとして次の100年を目指していきたい」。そう語るのは、東京鐵骨橋梁の岡崎雅好社長。

 どうして「名もなきヒーロー」の話となったのか。「当社も一員として施工した本四架橋の明石海峡大橋は中央支間1991mあり、竣工して20年になる今も世界一の吊り橋である。だが、世界一の吊り橋をどんなメンバーが造ったのか、答えられる人はほとんどいない。ましてや、東京鐵骨橋梁が施工したことを知る人は皆無だろう」ということから、アンサング・ヒーロー論が展開される。名もなきヒーロー、それはインフラを施工する建設業界全体に通じる話なのだ。同社創業100周年記念祝賀会でのスピーチに会場から大きな共感が。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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