■高校生17人が夏休みセミナー/三田技能研修Cで大建協
大阪建設業協会は8月4日、兵庫県三田市の三田技能建設研修センター実習場で高校生を対象とする夏休み体験セミナーを開いた。大阪府下の府立布施工科高校、大阪市立工芸高校、堺市立堺高校から生徒17人と教諭5人が参加し、大型の建設機械の運転と型枠、鉄筋作業を体験した=写真。
開講式では、同協会労働委員会の下西喜久委員が「このセミナーは6回目となる。限られた時間だが普段の授業ではできない体験をしてもらいたい。建設業はものづくり産業であり、若年者の確保・育成、技術の継承に向けた取り組みが重要になっている。皆さんには、きょうの体験を授業でしっかりと生かすとともに、友人や後輩にも伝えてほしい。また、ひとりでも多くの方が夢や希望をもって建設業界に入職されることを期待している」とあいさつした。
午前中は講師の指導のもと、交代で高所作業車や油圧ショベルの運転席に乗り込み、講師のていねいな指導を受けながら全員が交代で機械を操作した。
午後からは型枠と鉄筋の組み立てに挑戦。一般知識として施工図の見方などを学び、施工図をモデルとする施工では、器具や用具の使い方についてアドバイスを受けながら型枠の墨出しから組み立て、鉄筋の基礎配筋を体験した。
最後には生徒一人ひとりに修了証が授与された。
■職人体験に歓声/子ども霞が関見学デー
中央省庁の仕事などを子どもたちに知ってもらおうと、毎年開催している『子ども霞が関見学デー』が8月6日、東京・霞が関で始まった。国土交通省では今回、建設業団体などが加わる「建設産業戦略的広報推進協議会」もプログラムを提供。パワーショベルの試乗や職人の仕事体験などに、子どもたちは歓声を上げていた。このイベントは7日まで開かれる。
メーン会場となる中央合同庁舎3号館10階の大会議室には、国交省や観光庁、海上保安庁、国土地理院などがブースを出展。同協議会は、庭師と一緒に行う「ミニ庭園づくり」や左官職人の手ほどきによる「塗り壁体験」など、さまざまな体験プログラムを用意し、未来の担い手に建設業の仕事をPRした。子どもたちも真剣なまなざしでプロの技をまねていた=写真。
正面玄関前の駐車場には、日本に数台しかないという2本の腕を持つ「双腕式ショベル」が登場。子どもたちは、ミニパワーショベルを使ったボールすくいにも挑戦し、建機の性能を体感した。
建設業関係のプログラムには、日本建設業連合会や全国建設業協会、東京建設業協会、日本造園組合連合会、日本左官業組合連合会、東京都左官組合連合会、日本アンカー協会、日本塗装工業会、全国基礎工業協同組合連合会などが協賛している。
■六本木ヒルズのヒミツを探検/森ビル「街育」プロジェクト
夏休みに六本木ヒルズ(東京都港区)のヒミツを探検--。森ビルは、街づくりのミッションとしている「安全」「環境」「文化」をテーマに、未来の都市生活について考える夏休みの親子向け教育プログラム「ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト」をことしも開催している。全6種類のツアーを8月中に計36回実施し、約1000人の参加者を受け入れる。
同プロジェクトは2007年にスタートした。8月5日に行われた「ヒミツ探検ダイジェストツアー」では入社3年目の同社社員がツアーを企画・運営した。当日の午前の部には約20人が参加。子どもたちが「新聞記者」になって、六本木ヒルズの裏側を探検した。
1000分の1の都市模型を見学した後には、普段入ることができない震災備蓄倉庫や、けやき坂コンプレックス屋上に“潜入取材”した。震災備蓄倉庫ではアルミブランケットとエアベッドを体感。屋上では、気持ちを癒し温度を下げる緑の大切さを学んだ。
参加者からは「屋上に行けて楽しかった」(児童)、「文化にも力を入れて、住みやすい街になっている」(保護者)などの声が寄せられた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
大阪建設業協会は8月4日、兵庫県三田市の三田技能建設研修センター実習場で高校生を対象とする夏休み体験セミナーを開いた。大阪府下の府立布施工科高校、大阪市立工芸高校、堺市立堺高校から生徒17人と教諭5人が参加し、大型の建設機械の運転と型枠、鉄筋作業を体験した=写真。
開講式では、同協会労働委員会の下西喜久委員が「このセミナーは6回目となる。限られた時間だが普段の授業ではできない体験をしてもらいたい。建設業はものづくり産業であり、若年者の確保・育成、技術の継承に向けた取り組みが重要になっている。皆さんには、きょうの体験を授業でしっかりと生かすとともに、友人や後輩にも伝えてほしい。また、ひとりでも多くの方が夢や希望をもって建設業界に入職されることを期待している」とあいさつした。
午前中は講師の指導のもと、交代で高所作業車や油圧ショベルの運転席に乗り込み、講師のていねいな指導を受けながら全員が交代で機械を操作した。
午後からは型枠と鉄筋の組み立てに挑戦。一般知識として施工図の見方などを学び、施工図をモデルとする施工では、器具や用具の使い方についてアドバイスを受けながら型枠の墨出しから組み立て、鉄筋の基礎配筋を体験した。
最後には生徒一人ひとりに修了証が授与された。
■職人体験に歓声/子ども霞が関見学デー
中央省庁の仕事などを子どもたちに知ってもらおうと、毎年開催している『子ども霞が関見学デー』が8月6日、東京・霞が関で始まった。国土交通省では今回、建設業団体などが加わる「建設産業戦略的広報推進協議会」もプログラムを提供。パワーショベルの試乗や職人の仕事体験などに、子どもたちは歓声を上げていた。このイベントは7日まで開かれる。
メーン会場となる中央合同庁舎3号館10階の大会議室には、国交省や観光庁、海上保安庁、国土地理院などがブースを出展。同協議会は、庭師と一緒に行う「ミニ庭園づくり」や左官職人の手ほどきによる「塗り壁体験」など、さまざまな体験プログラムを用意し、未来の担い手に建設業の仕事をPRした。子どもたちも真剣なまなざしでプロの技をまねていた=写真。
正面玄関前の駐車場には、日本に数台しかないという2本の腕を持つ「双腕式ショベル」が登場。子どもたちは、ミニパワーショベルを使ったボールすくいにも挑戦し、建機の性能を体感した。
建設業関係のプログラムには、日本建設業連合会や全国建設業協会、東京建設業協会、日本造園組合連合会、日本左官業組合連合会、東京都左官組合連合会、日本アンカー協会、日本塗装工業会、全国基礎工業協同組合連合会などが協賛している。
■六本木ヒルズのヒミツを探検/森ビル「街育」プロジェクト
夏休みに六本木ヒルズ(東京都港区)のヒミツを探検--。森ビルは、街づくりのミッションとしている「安全」「環境」「文化」をテーマに、未来の都市生活について考える夏休みの親子向け教育プログラム「ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト」をことしも開催している。全6種類のツアーを8月中に計36回実施し、約1000人の参加者を受け入れる。
同プロジェクトは2007年にスタートした。8月5日に行われた「ヒミツ探検ダイジェストツアー」では入社3年目の同社社員がツアーを企画・運営した。当日の午前の部には約20人が参加。子どもたちが「新聞記者」になって、六本木ヒルズの裏側を探検した。
1000分の1の都市模型を見学した後には、普段入ることができない震災備蓄倉庫や、けやき坂コンプレックス屋上に“潜入取材”した。震災備蓄倉庫ではアルミブランケットとエアベッドを体感。屋上では、気持ちを癒し温度を下げる緑の大切さを学んだ。
参加者からは「屋上に行けて楽しかった」(児童)、「文化にも力を入れて、住みやすい街になっている」(保護者)などの声が寄せられた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
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