「実は、工務店や設計事務所のしつらえを意識した」と話すのは、福井コンピュータアーキテクト関東営業所の風間嘉浩所長。6月に同社初のショールームを東京・銀座にオープンした。住宅系3次元CAD『ARCHITREND Z』に加え、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)ソフト『GLOOBE』など建築、土木、測量分野で提供する自社のアプリケーションを気軽に体験してもらうことが狙い。
消費増税による住宅市場の縮小が懸念される中で、工務店や設計事務所などは業務改善を進めるきっかけとして、3次元CADソフトの導入を拡充する動きが出始めている。風間所長が住宅系の中で企画から設計、施工まで「1つのソフトで一貫して取り組めるのは『Z』だけ」と言うように、ユーザーの差別化意識の高まりを背景に導入機運が高まっている。
ショールームの場所は東京都中央区銀座7-4-12の銀座メディカルビル3階。中には80インチの大型スクリーンやタッチパネルを備え、3Dプリンターで出力した建築物や地形モデルなども展示している。「施主とのプレゼンテーションを大切にしている工務店は業績が好調。ソフトを提案するだけでなく、工務店のオフィスをまるごと提案したい。ぜひリニューアルの参考にしてもらいたい」(風間所長)。
ユーザーを対象にしたセミナー『Z塾』も定期的に開催中。6月16日のオープンから、これまでに30回を超えた。自社の営業担当が講師役となり、ユーザーからの素朴な疑問に答える。住宅営業のコンテンツ紹介に加え、省エネやリフォームなどの操作テクニックなども伝授。省エネの切り口ではCADを使うだけでなく、場合によっては手計算の方法もアドバイスする。「実務を知ってもらえれば、もっと有効にツールを活用してもらえるはずだ」(同)。
ユーザーの反応も良好だ。静岡県建築士会の会員25人がバスツアーでショールームを訪れる計画もあり、団体利用も出始めてきた。最大40人までは受け入れ可能という。同社のショールーム開設は今回が初めて。現在は全国7カ所に営業所があり、東京での成果を踏まえ、大阪、福岡、名古屋など大都市部を中心にショールームの拡充を具体化させる計画だ。
ARCHITREND Zの販売本数は累計6万本、約3万4000社に達する。販売開始から10年が経過し、2015年1月20日には最新版をリリースする。風間所長は「単なるバージョンアップではない。まるっきり新しいシステムとして生まれ変わる自信作。ぜひ期待してもらいたい」と強調。ソフト名が変われば、ショールームで開催中のZ塾の名前も変わることになる」とも。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
消費増税による住宅市場の縮小が懸念される中で、工務店や設計事務所などは業務改善を進めるきっかけとして、3次元CADソフトの導入を拡充する動きが出始めている。風間所長が住宅系の中で企画から設計、施工まで「1つのソフトで一貫して取り組めるのは『Z』だけ」と言うように、ユーザーの差別化意識の高まりを背景に導入機運が高まっている。
ショールームの場所は東京都中央区銀座7-4-12の銀座メディカルビル3階。中には80インチの大型スクリーンやタッチパネルを備え、3Dプリンターで出力した建築物や地形モデルなども展示している。「施主とのプレゼンテーションを大切にしている工務店は業績が好調。ソフトを提案するだけでなく、工務店のオフィスをまるごと提案したい。ぜひリニューアルの参考にしてもらいたい」(風間所長)。
Z塾はオープンから30回を超えた |
ユーザーの反応も良好だ。静岡県建築士会の会員25人がバスツアーでショールームを訪れる計画もあり、団体利用も出始めてきた。最大40人までは受け入れ可能という。同社のショールーム開設は今回が初めて。現在は全国7カ所に営業所があり、東京での成果を踏まえ、大阪、福岡、名古屋など大都市部を中心にショールームの拡充を具体化させる計画だ。
ARCHITREND Zの販売本数は累計6万本、約3万4000社に達する。販売開始から10年が経過し、2015年1月20日には最新版をリリースする。風間所長は「単なるバージョンアップではない。まるっきり新しいシステムとして生まれ変わる自信作。ぜひ期待してもらいたい」と強調。ソフト名が変われば、ショールームで開催中のZ塾の名前も変わることになる」とも。
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