コマツは、第9次南極観測隊の極点往復プロジェクトで、1968年に南極点に到達した南極観測雪上車「KD604」と「KD605」が日本機械学会の14年度機械遺産に認定されたと発表した。同社の製品としては、ブルドーザー「G40」(小松1型均土機)に続き、2度目の認定となる。写真は1968年12月19日に南極点到達のKD60雪上車。
63年に文部省(現文部科学省)の要請を受けて開発したKD60型南極観測雪上車で、南極点に到達した3台のうちの2台。極低温や南極特有の雪面環境に対応するため、試行錯誤の末に開発した。世界初の南極隕石発見にも貢献し、後継機が開発されるまでの間、南極内陸調査の主役になった。KD605はこの後も使用され、日本が南極で使用した雪上車としては最長の総走行距離1万7000㎞を達成している。
日本機械学会の機械遺産は、歴史に残る機械技術関連遺産を保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に07年に創設した。KD604は国立極地研究所南極・北極科学館(東京都立川市)、KD605は白瀬南極探検隊記念館(秋田県にかほ市)に保存、展示公開されている。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)
63年に文部省(現文部科学省)の要請を受けて開発したKD60型南極観測雪上車で、南極点に到達した3台のうちの2台。極低温や南極特有の雪面環境に対応するため、試行錯誤の末に開発した。世界初の南極隕石発見にも貢献し、後継機が開発されるまでの間、南極内陸調査の主役になった。KD605はこの後も使用され、日本が南極で使用した雪上車としては最長の総走行距離1万7000㎞を達成している。
日本機械学会の機械遺産は、歴史に残る機械技術関連遺産を保存し、文化的遺産として次世代に伝えることを目的に07年に創設した。KD604は国立極地研究所南極・北極科学館(東京都立川市)、KD605は白瀬南極探検隊記念館(秋田県にかほ市)に保存、展示公開されている。
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