2013/12/11

【建築】最優秀に藤本壮介氏 守山市の浮気保育園

滋賀県守山市は、浮気(ふけ)保育園改築の建築基本・実施設計業務の委託者選定で公募型コンペを実施した結果、藤本壮介氏(東聖藤本壮介建築設計事務所)の作品を最優秀作品として選定した。近く契約する。同氏は周辺の環境と調和した地域交流の場を提案した。次点には竹山聖氏(設計組織アモルフ)が選ばれた。2014年3月末にも設計作業を完了し、6月議会後の着工、15年4月の供用開始を目指す。

 コンペには、129者が応募した。11月24日に1次審査で選定した5者で公開プレゼンテーションを行い、8日の2次審査で最優秀作品を選定した。
 藤本氏の作品は、園庭を縁側で囲むことで地域の人が気軽に立ち寄れる空間とし、安全・安心な保育園を提案している。強度・剛性面で優れた鋼板サンドイッチ床版を採用し、耐震性を確保するほか、環境面では、天井面に高反射塗料を塗布し照明エネルギーを軽減する。
 事業は、浮気町字向小路321-2(敷地面積2030㎡)にある浮気保育園を改築する。園舎は1976年に建設、耐震補強改修は実施しているが、老朽化が著しく、快適な保育環境の確保が困難な状況にある。
 新園舎の規模は、2階建て延べ1600㎡。隣接する浮気団地公園(敷地面積2161㎡)と一体的に整備する。概算工事費は5億3000万円を見込む。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)


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