試験の様子 |
福島県は、今後県内各地で本格的に進められる除染活動の促進を目的に除染技術を公募し、20者を選定。同社は、屋根・屋上・壁面・床面などの構造物の除染技術でそのうちの1者に選ばれた。
実証試験では、粒径1-1・5mmの鉄球を高速で打ち付け表層を削り取るショットブラストと、工業用ダイヤを高速回転させて表層を研削する研磨機、高圧洗浄を組み合わせ、それぞれの除去効果を検証した。
当日は、県担当職員立会いの下、アスファルトを4区画に分け、①高圧洗浄のみ②研磨+高圧洗浄③ショットブラスト+高圧洗浄④ショットブラスト+研磨+高圧洗浄--の4パターンで試験を実施。また、洗浄排水はすべて湿式バキュームで回収し、凝集沈殿剤とゼオライトを混合して処理した。
現地測定の結果、表面線量はショットブラスト、研磨、ショットブラストと研磨の併用のいずれも、おおむね除染前の1割から3割程度に低減していることが確認された。高圧洗浄のみの結果については、路面が濡れた状態だったため測定しなかった。県は、竹中工務店を含む20者の除染実証試験の結果について、専門家の評価を加えた上で2011年度中に公表するとしている。
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