2011/12/13

C2首都高中央環状線が、本当の環状線に/品川線のシールドトンネルがついに到達

掘進中の品川線シールド
 首都高中央環状線C2が本当に環状線になった--。東京都と首都高速道路会社の合併施行で整備を進めている中央環状品川線で、都が発注、大成建設・大豊建設・錢高組JVが施工するシールドマシンが、終点である新宿線との接続部(目黒区青葉台)に到達した。
 中央環状品川線は品川区八潮3丁目から目黒区青葉台4丁目までの9.4㌔。全線47㌔に及ぶ中央環状線の最終区間となる。C2と呼ばれる中央環状線は、大橋と品川の間が工事中で、まだ環状線になっていなかった。
 都は大井北立坑から中央環状新宿線接続地点までの本線約8㌔の地下トンネルをシールド工法で構築。2009年11月の発進以降、順調に整備を進めてきた。シールドトンネルの規模は外径12.3m、掘削延長7,966.7m。東京都は引き続き、トンネル内の道路床版や4カ所の換気所の建築、設備工事を進め、13年度末の完成を目指して整備を進めていく。

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