2011/12/19

関東最大級の木造校舎上棟/国産カラマツの構造用集成材を駆使

 国産カラマツの構造用集成材を駆使した茨城県守谷市の「守谷小学校校舎改築」の上棟式が16日、児童約200人が参加して行われた=写真。
 この小学校は、関東最大級の木造校舎で、内装材もすべて県産材をふんだんに使っている。2012年7月末の完成、同年度2学期からの供用を目指す。設計・監理はレーモンド設計事務所が担当。建築を清水建設・松丸工業JVが施工している。
 式典の冒頭、会田真一市長が「現場では柱の太さに驚いた。最近は棟上げがあまり見られなくなったが、児童の皆さんは上棟式を目に焼き付けてこういうことがあったと思い出してほしい」とあいさつ。
 三浦敏信レーモンド設計事務所代表も児童らに対し「上棟式は大工さんがここまで来たことへの感謝や、100年以上持つよう火事や地震にあわないようにとやります。餅もぜひ受け取ってほしい」と語り掛けた。
 規模は木造一部RC造2階建て3棟総延べ7455㎡。三井住商建材のサミットHR工法を採用している。工事場所は守谷市本町地内。
 建築以外の施工は、電気設備を栗山電気・イイジマ電気・弘和電気工業JV、機械設備を暁飯島工業・浅井設備工業JVが担当している。

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