フジコー(静岡県三島市、宮澤俊二社長)は14日、日本最長となる全長400m、高さ70.6mの人道吊り橋「箱根西麓・三島大吊橋(愛称・三島スカイウォーク)」をオープンした。調査・設計を長大、施工を川田工業が担当した。静岡県内はもとより、全国から年間180万人の集客を見込んでいる。
同橋は、富士山や駿河湾、伊豆の山並みといった絶景が一望できる歩行者専用吊り橋。展望デッキや軽食、ドリンクを提供し、地元で採れた野菜や特産品などの土産を販売する「スカイガーデン」などを併設する。建設地は三島市笹原新田313。総事業費は約40億円で、2012年から建設を進めてきた。
13日に開かれたオープニングセレモニーで、静岡県の土屋優行副知事は「世界遺産の富士山、韮山反射炉に続き、伊豆縦貫自動車道が結ぶ新たな観光拠点として、施設の完成は地域にとって非常に有用な施設となる」と述べ、三島市の豊岡武士市長は「伊豆観光振興の起爆剤として大いに期待しており、スカイウォークを訪れる観光客を市内に招き入れ、また市内の観光客を箱根西麓に誘導するなど、相互に有益な関係を構築していきたい」と期待を寄せた。
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