2011/12/21

宇宙船イメージした新居千秋設計の「カダーレ」がオープン/由利本荘市

写真提供=由利本荘市
 秋田県由利本荘市が、新たな文化の発信と地域の交流拠点として整備していた市文化交流会館「カダーレ」が竣工し、19日にオープンした。設計は新居千秋都市建築設計、施工は戸田建設が担当した。整備に当たっては、設計段階から市民との対話を重ね、多様な意見を集約した結果、次世代を担う人材を育てる“科学の船”となる宇宙船をイメージしたデザインを導き出した。
 1994年に移転した由利組合総合病院跡地の再開発事業として整備したもので、市内に点在していたさまざまな公共施設を集約した複合施設となる。
 規模はRC一部S造地下1階地上3階建て延べ1万1750㎡。1110席の文化ホールは多機能型可変ホールで、1階部分の可動席を地下に収納し、ワンフロアの展示会などにも使用できる。図書館の蔵書数は最大22万冊。
 このほか、プラネタリウムを備える自然科学学習ゾーンやレストラン、地域物産館、市民交流・休憩スペースとして利用するわいわいストリートなどで構成している。建設地はJR羽後本荘駅前の同市東町。

0 コメント :

コメントを投稿