フランスのゼネラルコントラクターブイーグ社と、隈研吾建築都市設計事務所のグループが、フランス・リヨン再開発地区でスマートコミュニティモデルビルの設計と建設を担当することになった。
これは、日本の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が来年1月から2015年にかけて、実証実験を行うもので、リヨンコンフルエンス再開発地区に「ポジティブ・エナジー・ビルディング」を開発する。
日本側の企業連合として東芝と東芝ソリューションが参画、グランドリヨン共同体(議長=ジェラルド・コロン・リヨン市長)が地元協力者との調整を中心にプロジェクトに関与する。
モデルビルのP-plotは、再開発地区内の第1フェーズ中核地区の総面積1万2500㎡の街区に建設する。規模は地下1階地上8階建て延べ約1万2500㎡。オフィス、商業、住居エリアで構成する。リヨンの建築施工会社SLCピタンス社と建築設計事務所CRB社が協力する。
フランスを始め、EU(欧州連合)の各国が2020年以降に建築するビルはすべて、「エネルギーポジティブ」にするとみられ、実証成果を欧州全体に展開する。全体の想定予算総額はおよそ5000万ユーロ、日本円で約50億円。
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