東京外かく環状自動車道(外環)の整備手法をめぐって、東京都の猪瀬直樹副知事と馬淵澄夫衆議院議員の間で「意見対決」が起きている。
道路公団(当時)民営化時に政府の委員会の委員を務めた猪瀬副知事は、今回国交省の高速道路のあり方検討有識者委員会が「税負担の活用」を打ち出したことについて、「馬淵澄夫国交相(当時)が難癖を付けて合併施行できなくなっていた」という意見を一部報道で発表した。
これに対し馬淵澄夫衆議院議員は、自身のブログで合併施行方式を問題視したのではなく、料金を設定する際の基礎となる将来交通量の予測が課題で、「高速道路会社による建設投資は、料金所、管理施設など極力最小限に抑えるべき」と反論を掲載した。
両者とも「合併施行方式」に異を唱えたわけではなく、合併施行方式の採用による早期整備には積極的な賛成論を展開しているので、これは整備の是非とは別の「場外乱闘」の様相だ。
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