2011/12/19

山設計工房を特定/都市機構がストック改修にBIM利用へ

都市機構の入居する新宿のビル
 都市再生機構東日本賃貸住宅本部が進めている賃貸住宅改修へのBIM利用プロジェクトで、利用方策の検討業務委託先が山設計工房(東京都千代田区)に決まった。これは「平成23年度ストック改修に係る電子化利用方策検討業務」として総合評価一般競争入札したもの。
 国土交通省では営繕事業の新築工事にBIMを適用し始めているが、維持管理段階に利用できれば初のケースだ。
 同本部は賃貸ストック住宅の改修事業でBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)手法の利用可能性を探る考えで、図面などの建物情報を3次元データ化した場合に業務上でどのような課題と可能性があるかを検証していく。
 今回の業務ではソフトの情報収集、公的事業や民間企業における3次元データの活用状況を調査する。また、改修工事にどの程度まで利用可能かを調べ、3次元の住棟データを使い、新たな改修案を検討する予定だ。履行期間は2012年3月10日まで。
 同機構は導入効果として「効率化や意思疎通につながるのでは」とする一方で、「調査の結果次第では導入検討の土俵にすら乗らない可能性もある」と慎重な姿勢も示している。

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