2011/12/28

ODA道路でマラソン大会/大日本土木・NIPPOJV

 タジキスタン共和国でのODA(政府開発援助)事業「クルガンチュベ・ドゥスティ間道路改修計画」を施工した大日本土木・NIPPOJVは、竣工にあわせて現地でマラソン大会を開いた。道路工事区間が42.14㎞でフルマラソンの距離とほぼ同じだったため、「工事開始当初から構想していた」(大日本土木)という。地域住民ら約600人が真新しい道路の上を走り、汗を流した。優勝者には賞品や賞金が贈られた。
 この大会は、同工事の竣工記念と両国の友好を目的として、同国の「旗の日」である11月24日に開催した。警察の警護や医療チームによる救護体制のもと、5㎞区間を使って年齢・男女別の6クラスに分けてスタート。沿道の応援者たちは、両国の旗を振りかざしてランナーに声援を送った。
 12歳以下の女子クラスでは、先導車がエンストして競技者に追い越されるハプニングも発生したが、無事に各クラスとも競技を終了した。その後、市民ホールに参加者全員が集まり、ハトロン州ジョリルリン・ルミ郡の郡長なども招いて表彰式を開いた。各クラスの優勝者には、小型テレビや賞金を贈った。
 郡長は、「次回は全工区間を使い、ハトロン州(人口300万人)全体での大会にしたい」と意気込みを見せたという。日本のJVが発案した大型イベントとして、現地メディアも取材に駆けつけたほか、大使館やJICA(国際協力機構)からも好評を得た。

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