2013/01/25

【BIM】CADベンダー10社が集結! 千代田区で一大フォーラム開催

国内の建築系関連CADベンダー10社が集結し、日本版BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)の普及を目的にした「J-BIM連携フォーラム2013」が24日、東京都千代田区の東京ステーションコンファレンスで開かれた。冒頭あいさつした佐藤浩一福井コンピュータアーキテクト営業本部本部長は「各ベンダーの組み合わせの妙によるJ-BIM連携の効果を知ってもらいたい」と強調した。10社はBIM標準フォーマットであるIFC形式の円滑なデータ交換ができるようにシステム連携しており、フォーラムでは「寸劇」で分かりやすくデータ連携の効果が紹介された。
 J-BIM連携発足の経緯を説明したコミュニケーションシステムの比嘉昇秀社長は「国内のベンダーだけで構成しているが、海外系の参加もこばまない。これからも専門領域で特徴的なソリューションを提供するベンダーと手を組み、発展させたい」と説明した。
 フォーラムの参加企業は、▽アドバンスドナレッジ研究所▽環境シミュレーション▽建築ピボット▽コミュニケーションシステム▽ソフトウェアセンター▽ダイテック▽TOMOデータサービス▽日積サーベイ▽福井コンピュータアーキテクト▽ユニオンシステム--の10社。会場には、各社のユーザーら200人超が来場した。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年1月25日 3面

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