2015/10/13

【大林組】軽さと動きやすさ、各種機能が充実! 女性用作業服を導入


 大林組は、女性用サイトウエアを新たに制作した。女性の体形に合わせたデザインで、着心地や軽さを重視した生地を採用するなど、現場で働く女性社員の意見や要望を踏まえた作業服となっている。冬服は今秋から、夏服は来春から導入する。


 新たな女性用サイトウエアは、女性の体形に合わせた型紙を使って制作しているため、体にフィットし動きやすい。ズボンは従来より股上を浅くし、前面タックをなくしてウエストをすっきりと見せるデザインで、ウエスト背面にはゴムを採用し、ヒップにかけてのサイズ調整幅を広げている。加えて、ウエストにアクセントカラーを取り入れ、ベルトを装着していない場合でも引き締まって見えるシルエットに仕上げた。夏ズボンには、着用時のインナーの透けを防止するため、従来よりも色の濃い生地を採用した。


 冬用ジャケットとズボンには、伸縮性のある柔軟な生地を採用。従来品より軽いため、長時間着用した場合でも衣類の重さによる疲労を感じない。冬用ジャケットと防寒ジャケット・コートの袖は、腕の付け根部分を縫い目のないラグラン型とすることで、重ね着した場合でも肩周りや腕を動きやすくなっている。
 防寒ブルゾン・コートは、ポケットをすべて中付けにして表面の凹凸を抑え、脇部分に黒色を配してシルエットをすっきりさせている。上衣は、各アイテムとも内側に大きめの隠しポケットを追加。工事現場で携帯するレベルブック(縦16.5cm×横9.5cmの手帳)や大きめの電卓などの収納を想定したもので、ズボンにもサイドポケットを追加し、タオルや小物などを携帯しやすくした。
 新規アイテムとして、裾をウエストの外に出し、腰回りをカバーしながら着用できるブルゾン型のオーバーシャツ、女性から要望が多かったベストとネックウォーマーを追加した。女性社員向けのオプションとして、ヘルメットには、小さい頭囲に対応した調整ベルト、日焼け跡ができるのを防ぐ透明のあごひも、手軽に洗い替えできる額部分の汗止めクロス、安全帯には腰への負担を和らげるサポートベルトも用意した。
 これまでのサイトウエアは男女兼用だったため、女性からは「身幅にだぶつきがある」「動きづらい」などの意見があった。
建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら

0 コメント :

コメントを投稿