2015/06/10

【働きかた】関東地整初の女性課長、育児も課題解決も奮闘中! 企画部・柳田 眞由美さん

関東地方整備局の入札契約制度運用の中核を担う企画部技術調査課で初の女性課長に4月1日付で就任した。
 改正公共工事品質確保促進法(品確法)の運用指針の施行を受け、「施策のポイントがずれないように、局内、本省、自治体、業界などと現場の声や課題を共有し、制度を形にしたい。課題解決に向けて、一歩ずつ着実に前進させるコーディネーター役を目指していきたい」と抱負を語る。

 そのために常に意識しているのが、「現場を大切にする」ことだ。最前線の国道事務所に勤務した際、「管理の現場はオーダーメード。相当な経験や技術が要求され、災害対応の実践部隊としても必死に現場を守っている」と実感を込める。
 「夜間も現場は動き、厳しい現場環境、元請け関係、工期などに細心の注意を払い命がけで仕事している」ことに感銘を受けた。
 経験を積む中で自治体、建設業界などを含め、多くの尊敬できる人に出会えたことを糧とし、出産後も仕事の両立を選び、現在も育児に奮闘中だ。
 女性の社会進出が進んだことは、「実のある人生を送るための選択肢が広がった」と考える。特に建設業は昔ながらの3Kイメージが根強いだけに、「多様化の時代。他の業界でも女性が働く現場は社会との距離が近づく。建設業が身近になり、イメージアップにもたらす効果は大きい」と実感する。
 女性が活躍する現場にも積極的に訪れる考えだ。
 「女性同士分かり合えることは多いと思う。女性が働きやすい現場はもちろん男性にも働きやすい。環境改善を進め、担い手確保につなげたい」と力を込める。
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