2012/06/18

那覇空港の新国際線旅客ターミナルの施工者が國場JVらに

国際線ターミナルの完成予想
 那覇空港ビルディング(本社・那覇市、花城順孝社長)は、WTO(世界貿易機関)対象となる那覇空港新国際線旅客ターミナルビル新築工事に伴う建築工事など4件の一般競争入札を実施した結果、建築工事を44億円で國場組・大成建設・仲本工業JV、電気工事を7億4400万円で九電工・住友電設・沖縄特電・金城電気工事・南部電工JV、空調設備工事を8億2200万円で三建設備工業・國和設備工業JV、給排水衛生設備工事を3億4300万円で三晃空調・太閤建設JVに決めた。20日に起工式を開く。

 概要は、国際線旅客ターミナルビルがRC・PCaPC(プレキャスト・プレストレストコンクリート)・S造4階建て延べ2万3438㎡、付属建物が官庁車庫棟など5棟でRC造平屋建て総延べ859㎡。ターミナルビルは1階を到着ロビー、2階を出発ロビー、3階を入国検査など、4階を展望デッキとする。設計は梓設計・安井建築設計事務所・宮平設計JVが担当した。
 建設地は那覇市鏡水の那覇空港内。2014年1月の完成を目指す。
 那覇空港では、滑走路増設に伴い、既存敷地を活用したターミナル施設の再編が進められる。新国際線旅客ターミナルビルは現在の貨物ターミナル地区に移転する。新国際線ビル完成後は、既存の国際線ビルを解体し、その跡地に新国際線と既存の国内線をつなぐ連結施設を建設し、ターミナルビルの一体化を図る。
 なお、18日付で国内線旅客ターミナルビル第3次増築工事の一般競争入札を公告する。

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