2011/09/15

伊東豊雄氏の東北支援プロジェクト『みんなの家』が着工/仮設住宅にやすらぎを

みんなの家の模型
 仙台市宮城野区で、伊東豊雄の東北支援プロジェクト『みんなの家』が着工した。これは、熊本県が、くまもとアートポリス(KAP)コミッショナーで建築家の伊東豊雄氏の提案を受けて実施するプロジェクト。熊本県の建設業協会建築部会や木材協会連合会、建築士会、建築士事務所協会などが資材提供などで協力して、東北の仮設住宅団地にコミュニケーションスペースをつくる。
 KAPが仙台市の協力を得て、同市宮城野区福田町1丁目南公園地内にある応急仮設住宅団地内に建設する。
 規模は木造平屋建て38㎡。リビングとキッチン、トイレなどを備え、隣接する既存の仮設集会所と渡り廊下でつなぐ。設計は、伊東氏とKAPアドバイザーを務める桂英昭熊本大准教授、末廣香織九州大准教授、曽我部昌史神奈川工大教授の4氏が意匠や構造、家具などを分担して担当した。施工は熊谷組で、10月中旬の完成を目指す。

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