2011/09/13

ゲーム・アニメ産業の集積を決定/大阪・りんくうタウンの活性化方針

 大阪府は、りんくうタウン(大阪府泉佐野市)を「クールジャパンフロント」として活性化を図る方針を固めた。日本独自の文化として海外からも注目を集めるゲームやアニメ、マンガなどの関連企業、テーマ施設を集積し、集客能力の向上を図る。
 府から「りんくうタウン活性化企画推進・コンサルタント業務」を受託した大広が、今月から関連企業やアニメ・マンガ作品の著作権保有者らへの打診を開始するとともに、マーケティングリサーチを実施する。10月からは、民間運営会社の立ち上げについて検討に入る。
 これらの結果を踏まえ府は、2012年度から必要なインフラ整備の検討に着手し、同年度末に「りんくうタウンの将来像とまちづくり戦略プラン(仮称)」をまとめる予定だ。
 大広の提案をもとに府が作成したまちづくりコンセプトでは、りんくうタウン北西の公園整備予定地(約8ha)を対象にゲーム・アニメ産業を集積。巨大ジオラマを設置し、全国からの恒常的な集客や海外からの旅行客取り込みを実現するブランド力の向上を図る。将来的には、アジアのクリエーティブな人材が結集するビジネスゾーン化を目指すとしている。

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