大阪ガスは、LNGタンクの建設を加速させる。8月末には堺市にある泉北製造所第一工場に世界最大級の地上式LNGタンク1基を建設する計画を明らかにしたほか、並行して別のタンク建設も構想している模様だ。安全性やCO2削減効果の高いエネルギーとしてLNGの需要は高まりをみせており、需要増加に迅速に対応していく。
同社が8月30日に計画を明らかにした地上式LNG(液化天然ガス)タンクは、貯蔵容量が23万m3と世界最大級の規模。西日本では最大のタンクとなる。施工者は未定で、今後工事費などを詰めて選定に入る。投資額は「数百億円になる」(同社)という。既存タンクのガスを抜く作業を5月から始めており、今後解体を経て2012年9月に本体工事に着工し、15年11月の完成を予定している。
タンクは金属二重殻構造のタンクの外槽にPC(プレストレストコンクリート)壁を密着させたPCLNGタンクとし、地表面からの高さは約60m、外径は約90mとなる。建設により、一般家庭約33万戸分の年間使用量に相当する都市ガスを供給できるという。
今回の建設は、同工場にある1号タンクと3号タンクの建て替え事業に位置付けられている。解体する2基の貯蔵能力は約9万m3。タンクが新設されるとこれまでの倍以上の能力を持つことになる。また、並行して別のタンクでの建て替えなどの構想も浮上している。現在第一工場には4基のタンクがあるが、残る既存タンクの扱いも焦点になりそうだ。
LNGは、石油や石炭に比べCO2排出量が少なく、それらの代替エネルギーとして世界的に注目が集まっている。加えて、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響もあり、同社ではLNG需要の高まりは当面続くとみている。 国内ガス会社でも大規模LNGタンクの建設が続く。東京ガスは09年から、横浜市の扇島工場に世界最大の容量となる25万m3のタンク建設を進めている(施工=清水建設・IHI・IHIプラント建設JV)。大ガスでもタンクの建設により、LNG調達環境の変化に対応し、供給の安定性や顧客への信頼性を向上させる考えだ。
同社が8月30日に計画を明らかにした地上式LNG(液化天然ガス)タンクは、貯蔵容量が23万m3と世界最大級の規模。西日本では最大のタンクとなる。施工者は未定で、今後工事費などを詰めて選定に入る。投資額は「数百億円になる」(同社)という。既存タンクのガスを抜く作業を5月から始めており、今後解体を経て2012年9月に本体工事に着工し、15年11月の完成を予定している。
タンクは金属二重殻構造のタンクの外槽にPC(プレストレストコンクリート)壁を密着させたPCLNGタンクとし、地表面からの高さは約60m、外径は約90mとなる。建設により、一般家庭約33万戸分の年間使用量に相当する都市ガスを供給できるという。
今回の建設は、同工場にある1号タンクと3号タンクの建て替え事業に位置付けられている。解体する2基の貯蔵能力は約9万m3。タンクが新設されるとこれまでの倍以上の能力を持つことになる。また、並行して別のタンクでの建て替えなどの構想も浮上している。現在第一工場には4基のタンクがあるが、残る既存タンクの扱いも焦点になりそうだ。
LNGは、石油や石炭に比べCO2排出量が少なく、それらの代替エネルギーとして世界的に注目が集まっている。加えて、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響もあり、同社ではLNG需要の高まりは当面続くとみている。 国内ガス会社でも大規模LNGタンクの建設が続く。東京ガスは09年から、横浜市の扇島工場に世界最大の容量となる25万m3のタンク建設を進めている(施工=清水建設・IHI・IHIプラント建設JV)。大ガスでもタンクの建設により、LNG調達環境の変化に対応し、供給の安定性や顧客への信頼性を向上させる考えだ。
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