2011/09/29

インタビュー・日本青年会議所建設部会長に就任する金田健治氏

 6月の総会を経て、2012年1月1日に第46代部会長に就任することが決まった。公共投資が減少し、依然として厳しい状況が続く中でも、「建設業の魅力を見いだすことを考えたい」との熱い思いを持つ。
 東日本大震災の被災地で3日間の視察、ボランティアを経験して、気付いたことがある。「被災した住宅を安易に壊すのではなく、補強や修復を通じて使い続けられるのではないか。われわれのサポート業務として復旧、復興に貢献できると感じた」と言うように、ストック活用への支援が日本青年会議所の新たな役割になり得ることを強調する。
 同時に、会員企業が目に見えて衰退している状況を打開するため、アンケートも実施する考えだ。「現状の問題を正確に把握することが何よりも重要。地域のためにできる支援を考えていきたい。業界団体ではない中立性の立場を生かして、国土交通省との連携も模索したい」と語る。
 部会の強みは全国に約1900人のメンバーを通じて、生きた情報が飛び交うこと。「大震災の復興とともに、メンバーとも連携して建設業の復興にも努め、メンバーの拡大にもつなげていきたい」とも。

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