陸・空の大動脈が完全復旧――。東日本大震災の影響で一部徐行運転が続いていた東北新幹線が23日、通常ダイヤに戻った。東京~新青森間を最短3時間10分で結び、運航本数も東京駅発着が上下6本増えて167本となるなど、震災前の水準に完全復活した。
25日には仙台空港の国際定期便が再開。ソウル線が当面週3往復運航する。これを皮切りに来月はグアム線と台北線、来年3月には北京線も順次再開する。また10月1日には、JR仙台駅と直結する鉄軌道の仙台空港アクセス線も全線営業運転を再開する予定だ。
東北地方の太平洋沿岸地域を中心に、甚大な被害をもたらした震災から半年余り。応急的な復旧から本格的な復旧・復興へ、また多くの被災者が震災前の「日常」を取り戻す上でも、東北と首都圏、世界とを結ぶネットワークの回復は大きな弾みになるものと期待がかかる。
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