2011/09/28

工事関係者の宿泊を安価で積極受入れ/宮城・松島の「ホテル壮観」

露天風呂
 宮城県松島町にある「ホテル壮観」が、東日本大震災からの復旧・復興に向け、関連工事関係者の宿泊を積極的に受け入れている。8月までの利用者数は約7万人に上る。1泊2食付で7,350円という低料金で露天風呂も使える。
 津波により東北地方沿岸地域は壊滅的な被害を受けたが、松島町では比較的被害が少なく、宿泊施設がない被災地に向かう工事関係者の滞留拠点となっている。
 同ホテルも3月中旬の通電後、大浴場を一般開放したほか、ライフラインの復旧工事や仮設住宅建設の従事者の宿泊施設として全館を提供。さらに、これから民間の復旧工事や復興関連工事が本格化していく中、「地域の復興・復旧なくして東北の復興なし」との使命感を持って、引き続き被災地支援に訪れる工事関係者らが寛げる宿泊施設として運営していく。1泊朝食のみは6,825円。問い合わせは同ホテルへ(電話022-354-2181)。

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