首都高速道路会社は、東京都と共同で建設する中央環状線山手トンネルの3月7日の開通に先駆け、27日に開通カウントダウンセレモニーを行った。菅原秀夫社長は「例えば金曜日での渋滞を土曜日並みに緩和することが出来る。また災害時に都心に入るルートの選択肢が広がる。都民が待ち望んだトンネルをいよいよ開通することができる」とあいさつした=写真。
山手トンネルの開通により、高速湾岸線の大井ジャンクション(JCT)から大橋JCTに接続する約9.4㎞がつながり、中央環状線が全線開通。首都圏3環状道路(圏央道、外環道、中央環状線)の最初のリングが完成する。
中央環状線が大井JCTに湾岸線につながることで新宿~羽田空港間の所要時間が現在の40分から約20分と半分に短縮される。また都心に集中する通過交通が分散され、都心環状線を先頭とする渋滞が減少。中央環状線内側の1日当たりの渋滞・混雑量が開通前と比べて4割減少するなどの効果が期待されている。
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