兵庫県立東播工業高校(加古川市)土木科2年の生徒約30人が、土木工事現場での就業体験(インターンシップ)に取り組んでいる。実施に当たり近畿地方整備局姫路河川国道事務所と兵庫県東播磨県民局、兵庫県建設業協会加印支部(加古川市)が協力。建設業への入職促進につなげようと受発注者一体となってインターンシップを後押ししている。
27日に第1回のインターンシップが行われた。午前に同校で事前説明が行われた後、午後から3グループに分かれてそれぞれ現場に入った。
現場のひとつ・姫路河川国道事務所発注の「加古川上荘地区堤防護岸強化工事現場」は、1級河川加古川の堤防に長さ600mのドレーンなどを設置する工事。施工は前川建設(加古川市)が担当している。
生徒達ははじめに「丁張り」を体験。現場担当者から正確な測量が工事の品質向上にもつながるとの説明を受けた。その後はドレーンの上を覆う芝張りに参加、作業員たちと共に汗を流した。
参加した生徒のひとり・西川怜那さんは「とても新鮮で楽しい」と感想を述べた。将来の選択肢について「建設業界も考えたい」と前向きだ。生徒たちを受け入れた前川建設の現場代理人・坂崎裕司氏も「生徒たちの顔が生き生きとしていたので良かった。今後の進路選びの手助けになれば嬉しい」と笑顔で話す。
インターンシップを企画した同校土木科長の岩本好一教諭は「土木への関心を生徒に持たせ、入職を後押ししたい」と狙いを説明する。同校はこれまで元校長の内藤康男氏(現ひょうご建設産業若年者入職促進協議会代表)の主導で、着工段階から完成まで長期にわたり建築工事に従事する「通年型インターンシップ」に取り組んできたが「土木は受け入れ先がなかなか見つからない」(岩本教諭)こともあって、導入が遅れていたという。
2月にも再度現場でのインターンシップを実施。15年度以降は建築同様、土木科でも通年型インターンシップの実施を目指す方針だ。
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27日に第1回のインターンシップが行われた。午前に同校で事前説明が行われた後、午後から3グループに分かれてそれぞれ現場に入った。
現場のひとつ・姫路河川国道事務所発注の「加古川上荘地区堤防護岸強化工事現場」は、1級河川加古川の堤防に長さ600mのドレーンなどを設置する工事。施工は前川建設(加古川市)が担当している。
丁張り体験の様子 |
参加した生徒のひとり・西川怜那さんは「とても新鮮で楽しい」と感想を述べた。将来の選択肢について「建設業界も考えたい」と前向きだ。生徒たちを受け入れた前川建設の現場代理人・坂崎裕司氏も「生徒たちの顔が生き生きとしていたので良かった。今後の進路選びの手助けになれば嬉しい」と笑顔で話す。
インターンシップを企画した同校土木科長の岩本好一教諭は「土木への関心を生徒に持たせ、入職を後押ししたい」と狙いを説明する。同校はこれまで元校長の内藤康男氏(現ひょうご建設産業若年者入職促進協議会代表)の主導で、着工段階から完成まで長期にわたり建築工事に従事する「通年型インターンシップ」に取り組んできたが「土木は受け入れ先がなかなか見つからない」(岩本教諭)こともあって、導入が遅れていたという。
2月にも再度現場でのインターンシップを実施。15年度以降は建築同様、土木科でも通年型インターンシップの実施を目指す方針だ。
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