2015/01/27

【銀座駅デザインコンペ】地上・地下一体アイデア募集! 3月17日まで

東京地下鉄は、2017年の東京メトロ銀座線開業90年と20年の東京五輪を見据えた同線全駅のリニューアルに向け、「東京メトロ銀座駅デザインコンペ」の事前登録を3月6日まで受け付けている。同駅を対象に広く駅デザインを公募する。個人、団体、年齢、性別などを問わず応募できる。作品提案の提出は、同17日まで。学識者ら外部委員を交えた審査委員会(委員長・入江健二常務取締役)が審査する。4月上旬の1次、5月下旬の2次審査を経て、6月下旬に審査結果を発表する。

 銀座駅のコンペは、地域との連携を重視し、地下にいながら地上を感じることができる「銀座のまちの地下1階」としての空間のあり方を求める。機能性を備えたプラットホーム、改札口周り、待ち合わせ場所となるコンコース、地上と地下駅をつなぐ上屋など、地上・地下が一体となった新しい銀座駅についてさまざまなアイデアを募集する。
 同駅は、20年の東京五輪までにバリアフリー化などを含め駅のリニューアルを完了させる。今後、開業90年となる17年度までに浅草~京橋間(日本橋を除く)、東京五輪までに新橋・虎ノ門・渋谷を除く全駅のリニューアルを完成させる予定だ。

■下町エリア、商業エリアの入賞作品と開業当時の写真を展示 2月1日まで


 東京地下鉄は26日から、「東京メトロ銀座線駅デザインコンペ(銀座駅)」開催に合わせて、同駅日比谷線コンコース「銀座のオアシス」で、「銀座線駅デザインコンペ入賞作品展示」を開いている=写真。過去に実施した下町エリア、商業エリアの入賞作品とともに、東洋初の地下鉄として浅草~上野間開業から87年がたつ銀座線の当時をしのばせる貴重な写真など18点のパネルを紹介している。観覧は無料。会期は2月1日まで。
 同社は、2017年の銀座線開業90年を見据えて、銀座線全駅のリニューアルを進めるため、12年から同線の魅力を向上するアイデアを公募するデザインコンペを実施。第1弾の下町エリアは路線コンセプトを「伝統×先端の融合」とし、日本最古の地下鉄として東京の街をつないできた歴史と先端機能を取り入れ発信する路線をテーマに募集し、笠原孝一氏(丹青社)らが最優秀賞を受賞。第2弾の商業エリアは、東京メトロの利用を魅力的な「経験」とすることをテーマに募集し、包謹慈氏(ノンスケール)らが最優秀賞に輝いた。
 同社は「さまざまなパネルをご覧いただき、沿線のお客さまとともに歩んできた東京メトロの取り組みについて、理解を深めていただくきっかけとなれば」としている。
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