2015/01/17

【復興特別版】3月14日から仙台市で国連防災世界会議 主なイベントをご紹介

仙台市で3月14日から5日間にわたって開催される第3回国連防災世界会議まで2カ月となった。国際連合に加盟する193の国と地域から5000人以上が参加し、グローバルな防災戦略を議論する。ホストシティーの同市は、1978年の宮城県沖地震以降、市民と協働しながら築いてきた防災まちづくりと、東日本大震災の教訓を踏まえた世界トップレベルの防災先進都市として、復興への取り組みを世界に発信していく考えだ。写真は会議の主会場となる仙台国際センター。

 会議に合わせて行うパブリック・フォーラムのうち、シンポジウムやセミナーなど会議形式のイベント(第1次暫定版)もまとまった。1月下旬にも最終決定する。2月1日には、同市青葉区のせんだいメディアテークで直前イベント「ひとのちから」の開催を予定しており、フォーラムの内容について説明するほか、国連防災世界会議のガイドブックなどを配布する。
 フォーラム会場は、青森、岩手、宮城、福島の4県で計20カ所。このうち、本会議が開催される同市では、13カ所の会場を設定している。
 会期中の3月16日に同会議仙台開催実行委員会と日本政府は、東北大学川内萩ホール(同市青葉区)で「東日本大震災の経験と教訓を世界へ」をテーマに東日本大震災総合フォーラムを開催。また、東北地方整備局は仙台市シルバーセンター(同)で「東日本大震災における復興祈念公園を考えるシンポジウム」、日本建築学会(建築系5団体合同事業・代表団体)は市民会館(同)で「いのちを守るまちづくり-家づくり」を同14日にそれぞれ実施する予定だ。

◆4県20ヵ所でフォーラム
 主なイベントの開催予定は次のとおり((1)主催団体(2)会場)。

 〈3月14-18日〉
 ▽市民協働と防災、テーマ館=(1)防災からまちづくりを考える実行委員会(2)仙台市市民活動サポートセンター▽女性と防災、テーマ館=(1)仙台市、せんだい男女共同参画財団(2)エル・パーク仙台。

 〈14日〉
 ▽環太平洋地域の津波災害痕跡・経験と知恵の継承=(1)仙台市(2)AERTKPガーデンシティ仙台▽震災復興における産業支援機関の果たす役割(仮称)=(1)同(2)AER情報産業プラザ▽レジリエントな社会構築と防災教育・学校防災に向けた国際協力~大震災被災地の教訓と被災懸念地域への共有~=(1)東北大学災害科学国際研究所(2)東北大学川内北キャンパス▽第5回防災コンテスト表彰式と地域防災活動シンポジウム=(1)防災科学技術研究所(2)TKPガーデンシティ仙台勾当台。

 〈15日〉
 ▽生態系を活用した防災・減災・復興の主流化=(1)環境省(2)AER情報産業プラザ▽14年度防災とボランティアのつどい=(1)内閣府(2)仙台市シルバーセンター▽ILC誘致と防災機能が高い国際学術研究都市づくりを考える=(1)東北経済連合会(2)AERTKPガーデンシティ仙台▽(仮称)石巻市防災シンポジウム=(1)石巻市(2)石巻専修大学(宮城県石巻市)▽青森から「防災公共」の発信~人命を守ることを最優先とする「防災公共」の取組~=(1)青森県(2)八戸グランドホテル(青森県八戸市)。

 〈16日〉
 ▽東日本大震災の経験と教訓を世界へ=(1)東北地方整備局(2)AERTKPガーデンシティ仙台▽東日本大震災からの多重防御によるまちづくり=(1)宮城県、東北大学、建設コンサルタンツ協会(2)同▽(仮称)防災集団移転と新たな街づくり~スマートコミュニティを軸とした新たな地域づくりと課題~=(1)総務省、仙台市など(2)同▽「重層的な津波避難対策の展開」シンポジウム=(1)仙台市、東北大学、東北地域づくり協会など(2)AER情報産業プラザ▽東日本大震災での高速道路早期復旧と今後に向けての取り組み=(1)東日本高速道路会社(2)同▽巨大災害発生に備えた廃棄物処理システムの強靱化に向けた取組=(1)環境省(2)仙台市シルバーセンター▽国際シンポジウム 複合災害からの復興と災害復興学の確立=(1)福島県、福島大学など(2)コラッセふくしま(福島市)。

 〈17日〉
 ▽デルタサミット~低平地都市水害への備え~=(1)国土交通省水管理・国土保全局治水課(2)AERTKPガーデンシティ仙台▽被災地でのジオパークを考える、大地の災いと恵み=(1)東北大学災害科学国際研究所(2)東北大学川内北キャンパス▽2015下水道防災シンポジウムin仙台=(1)仙台市(2)AER情報産業プラザ、仙台市民会館▽「文化財と防災」シンポジウム=(1)岩手県(2)ベリーノホテル一関(岩手県一関市)。

 〈18日〉
 ▽復興が進む東北の新たな魅力発信、風評被害の払しょくと防災・減災など=(1)東北経済連合会(2)AERTKPガーデンシティ仙台▽国際砂防シンポジウム=(1)国土交通省砂防部(2)AER情報産業プラザ▽漁業地域の津波防災シンポジウム=(1)水産庁(2)TKPガーデンシティ仙台勾当台▽(仮称)水道防災フォーラム=(1)仙台市(2)仙台市シルバーセンター。
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