横浜市は14日、港北区にある慶應義塾大学(日吉)寄宿舎(南寮および浴場棟)を歴史的建造物に認定した。寄宿舎は1934年の日吉キャンパス開設に伴い建設された。
RC造3階建ての南寮、同地下1階地上2階建ての浴場棟、中寮、北寮で構成する。戦前に建てられた現存する高等教育機関の寄宿舎としては希少な施設で、モダニズム建築の先駆者である谷口吉郎が設計し、タイル張りのシンプルな外観が特徴となっている。施工は島藤組が担当した。
現在は、中寮だけが寄宿舎として使われており、同大は南棟と浴場棟の改修を予定している。老朽化した南棟などの外観を創建当時に近い状態に復元した上で中寮の寄宿舎機能を移転する。所在地は港北区箕輪町1-11-19。
今回の認定で、横浜市の歴史的建造物は81件となる。
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