旧奈良駅舎 |
土木学会は、幕末から昭和20(1945)年代までの近代土木遺産を対象に、社会や土木技術者へのアピール、地域づくりへの活用を目的に、00年度から実施している。
なかでも「旧奈良駅舎」は、1934年に竣工したもので、和洋折衷の帝冠様式を採用している。奈良駅の高架化と同時に役割を終えたが、04年に曳家工事で移動され、09年7月から奈良市総合観光案内所として第二の役割を果たしている。
そのほかの2011年度土木学会選奨土木遺産は、次のとおり。
▽道庁正門前木塊舗装・銀杏並木(札幌市)▽虻田発電所(北海道洞爺湖町)▽夕張川新水路(同長沼町、南幌町、江別市)▽船川港第一船入場・第二船入場防波堤(秋田県男鹿市)▽疣岩円形分水工(宮城県蔵王町)▽筑波山千寺川砂防堰堤群(茨城県つくば市)▽荻窪用水と関連施設(神奈川県小田原市、箱根町)▽真岡鐡道五行川橋梁・小貝川橋梁(栃木県真岡市、益子町)▽只川橋(群馬県下仁田町~富岡市)▽大源太川第1号砂防堰堤(新潟県湯沢町)。
▽菅橋(長野県木祖村)▽名古屋市旧第一ポンプ所と東山給水塔(名古屋市千種区)▽太田橋(岐阜県美濃加茂市)▽木曽川河跡湖(トンボ池)の聖牛(同笠松町)▽湊川隧道(神戸市兵庫区~長田区)▽旧奈良駅舎(奈良市)▽中古沢橋梁(和歌山県九度山町)▽被爆に耐えた装飾的橋梁―猿猴橋・京橋(広島市)▽高角橋(島根県益田市)▽滝宮橋(香川県綾川町)▽深浦水雷艇隊基地跡(長崎県対馬市)▽長崎堤防(鹿児島県薩摩川内市)。
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