2014/06/25

【建設動画】建設業の活躍をYoutubeで発信! 関東建設青年会議・吉川氏

埼玉県青年経営者部会に所属し、上部組織に当たる関東建設青年会議の建設産業向上委員会の委員長を務める。同委員会では、ユーチューブで建設業の活動を配信する『建設動画』を運営し、会員が投稿する動画で建設業に対する国民のイメージアップを目指す。関東建設青年会議が12月に東京都内で開く全国建設青年会議に活動報告する予定だ。

 委員会は、首都直下地震など大規模災害が発生した時に復旧活動に並行して動画配信できる体制を整え、「自衛隊や消防のように建設業も国民に情報提供する」ことを目標にしている。東日本大震災で「最前線の道路啓開で地域の建設業が大きく貢献したにもかかわらず、あまり報じられなかった」ことを教訓とした。
 ユーチューブの活用にあたっては、「仲間が頑張って作業する中で動画を撮影するのは不謹慎と感じる人も多いかもしれないが、5秒でも10秒でもいいから手を止めて撮影してもらいたい。それぞれの動画を持ち寄って編集すれば必ず良いものができる。まずは、現場の一人ひとりが撮影する習慣を身につけることが大切」と強調する。



 そうした“習慣”をつけるには、発注者の協力も必要と考える。「例えば工事の成績評定に動画の撮影を加えたり、総合評価方式に反映できるようにすれば、現場の業務の一環として動画を撮影するため、抵抗感がなくなる」と見通す。
 『建設動画』には、青年会議のメンバーが現場の作業風景や災害時の支援活動などを積極的に投稿している。「1万回を超える閲覧数の動画も出ている。閲覧した人が建設業を知るきっかけになり、サポーターになってほしい」と期待を込める。

関東建設青年会議のYoutbeチャンネルはこちら

建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

Related Posts:

  • 【現場見学会】浦和工高生、興味津々! 黒川紀章の名建築「埼玉県立近代美術館」改修現場 埼玉県建設業協会(真下恵司会長)は、県立浦和工業高校を対象に、工業高校生の建設現場見学会を開催した。設備システム科1年生の生徒や教員約40人が埼玉県が進めている近代美術館全体改修工事の現場に訪れ、設備を中心に工事の様子を見て回った。  見学会では、埼玉県の福田秀二都市整備部設備課大規模施設担当主任らが引率し、機械室や展示室、屋上などを訪れ、電気や機械設備の工事内容を説明した。 その後の質疑応答では、生徒から「現場で働く人数は何人なのか」「技… Read More
  • 【群馬建協】SNSで災害情報提供する「ぐんケン見張るくん」が話題!! 昨年2月14、15日に関東甲信地方を襲った記録的豪雪から1年を迎え、今冬も積雪に対する警戒感が全国的に高まる中、群馬県建設業協会(青柳剛会長)独自の新災害情報共有システム「ぐんケン見張るくん」が注目を集めている。全国ネットの民放が5日朝のニュース番組で、会員企業の作業員が除雪作業や道路パトロールの際に携帯電話で現場の情報をツイッターに投稿し、情報提供する取り組みを放映した。  番組は、市民がいち早く正確な情報を得る手段としてSNS(ソーシャ… Read More
  • 【ヘリテージマネージャー】歴史的建造物の守り手育成に注力 士会連合会、建築士会 日本各地には、地域の歴史・文化のよりどころとなる歴史的価値の高い建造物が残されており、その発掘と健全な保全・活用は、地域の文化・記憶を継承し、魅力ある地域創造に不可欠なものとなっている。 それだけに、地域に埋もれた文化的価値のある歴史的建造物の発掘、保存活用を担う専門家「ヘリテージマネージャー(HM)」に対する期待は大きく、日本建築士会連合会と単位建築士会は、建築や街づくり・地域づくりの専門家である建築士が、その職能の1つとしてHMの役割を… Read More
  • 【意見交換会】情報化施工で担い手育成を! 課題は導入コスト JCMAと砂子組ら 日本建設機械施工協会(JCMA)と砂子組(本社・北海道奈井江町、砂子邦弘社長)などが12日、札幌市の砂子組札幌本店で、情報化施工に関する意見交換会を行った。建設業の担い手育成を主眼に情報化施工を積極的に取り入れている砂子組と、情報化施工を東北の復興に役立てようと活動しているJCMA復興支援ワーキング(WG)のメンバーが、互いの活動を報告。将来の情報化施工について活発な議論が交わされた。東京、宮城、北海道、新潟などからの参加者は、約40人に上… Read More
  • 【出前講座】大宮工高卒業生が後輩にラブコール! 鉄筋組立実技にも挑戦 埼玉建協 埼玉県建設業協会(真下恵司会長)は10日、埼玉県立大宮工業高校建築科2年生の約70人を対象に、建設業体験出前講座を開いた。富士教育訓練センターがカリキュラムを作成し、橋本学講師が座学を担当したほか、協同組合東京鉄筋工業協会の会員企業も参加し、実技実習などを支援した。また、同校の先輩技能者2人が建設業の魅力を後輩に語り、入職を呼び掛けた。  座学では、橋本講師が建設業にかかわる仕事の仕組みや資格を取得する必要性、将来設計を持つ大切さなどを説明… Read More

0 コメント :

コメントを投稿