2014/02/07

【リデザイン】URがイケアとコラボ 古い郊外団地をおしゃれに!

都市再生機構神奈川地域支社は、イケアと共同し、左近山団地(横浜市旭区)ほか3団地でキッチンなど住宅改修まで踏み込んだ住まいの「リデザイン」を実施した。15日からモデルルームを公開するとともに、4団地計13戸で入居者を募集する。今回の募集住戸はイケア家具などのプレゼントも予定している。
 募集を開始する築45年を経過した左近山団地は新婚世帯を想定。ホワイトで統一された壁とキッチン、白木イメージの床によるくつろげる空間に生まれ変わった。このほか、霧が丘グリーンタウン(横浜市緑区)は魅せる赤のキッチンとナチュラルにコーディネートされたリビングとつながる空間づくり、港北ニュータウンビュープラザセンター北(横浜市都筑区)は暖かみのあるカラーでコーディネートしたリビング空間とこだわりの大きなキッチン、ベイシティ本牧南(横浜市中区)は色味を抑えたシックな「大人のイケア」スタイルなど、「まち」に応じたターゲット層を意識し、改修やカラーコーディネートなどを施した。
 同プロジェクトは、居住者の高齢化やコミュニティーの低下、設備の陳腐化など郊外団地の課題を解消するため、エリアマネジメントや高齢者に対する生活支援サービスなどとともに、多世代居住に向けて若い世代が共感する住まいに「リデザイン」し、多世代が暮らし次世代に引き継がれるコミュニティーづくりの推進を目指している。
 6日に開かれた記者会見で、同地域支社の太田潤住宅経営部長は「今回はイケアと一緒に、よりお客さまに近付いていこうと考えた」と述べ、イケア港北のアンダース・レンベルト副ストアマネージャーは「UR団地の素晴らしい環境を生かして、より豊かな空間を生み出せたことをうれしく思う」とあいさつした。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)

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