大林組協力会社災害防止協会東京支部(石沢正弘支部会長)は、大林組の監修、建設安全研究会の制作協力を得て、DVD「やるぞ!1人ATKY-指差呼称でヒューマンエラーを防止-」を制作した。ATKYとは、安全・点検確認活動(ATK、アタック)と危険予知活動(KY)を統合した現場での安全活動のこと。これまでは別々に実施されることが多かったが、統合で実施率の向上を目指している。
1人ATKYを実行することで、やらないよりもやることによって労働災害が6分の1に減少するというデータもある。確実労働災害を防止するためには、ヒューマンエラーを防止することが重要との認識から、大林組がこの1人ATKYの徹底を求めていることを受け、作業員が1人ATKYを確実に実行することを目指して作成した。
現場の大林組の社員も出演し、指導しているほか、同災防協で作っている安全ポスターのキャラクター「アタッキー」も登場し、話をするシーンもあるなど、さまざまな工夫を凝らしている。「どうすればみんながやるようになるかを考え、やる気になる内容にした」という。また、時間も17分30秒と、できる限り短縮して、見やすいようにしている。災防協では「職人さんを集めて上映会を開いて、確認することを徹底してほしい」と話す。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年8月5日
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