2013/08/28

【出前デモ】専用車で下水管の更生工法をアピール 日本SPR工法協会北関東

デモ施工車による出前デモを全国で展開--。日本SPR工法協会北関東支部(真下恵司支部長)が6日、長野県諏訪市の同市文化センターで開いた施工見学会(出前デモ)で、同協会が開発したデモ施工車が初めて使用された。小口径用と自由断面用の2台があり、同協会が下水道展(7月30日-8月2日)で初披露したが、出前デモで使用したのは今回が初めて。


同日の施工見学会には、地元自治体の担当者や設計コンサルタント、午前中に新規加入会員研修を受講した会員ら58人が参加した。
 冒頭、同支部長野分会の渡辺純一分会長が「良いライフラインを子どもや孫、後世に残したい」と述べ、耐震性にも優れる同工法への理解を求めた。続いて、協会本部の伊藤博専務理事がデモ施工車について「ことし1月ごろから開発に着手し、下水道展に間に合わせた。今回の諏訪会場を皮切りにことし11月ごろまでデモ施工を全国でできる限り展開していきたい」との見通しを示した。
 この後、「見積依頼書の作成」をテーマに座学が行われ、同支部担当者が作成のポイントなどを分かりやすく説明した。
 見学会は自由断面SPRデモ施工車(SPRブラック号)、元押式SPRデモ施工車(SPRホワイト号)の2台で実施され、更生材(プロファイル)をスパイラル状に嵌合(かんごう)する様子などを熱心に見守った。SPRブラック号では水が流れている馬蹄管路内で更生管の製管実演を実施。SPRホワイト号では屈曲部5度の透明アクリル管を使用した製管実演や、取付管付きの透明アクリル管による裏込注入実演も行われた。
建設通信新聞(見本紙をお送りします!)2013年8月28日

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